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सरस्वती 僕と〇〇〇のターラ  作者: ARATA
一と言って二とない
34/60

第三十四話 心根の眼鏡の落し主

サブタイトルにいつも迷ってしまうのですが、決まるときは、一秒で決まります。思いつかない時は、一日悩むこともあります。



では、本編へどうぞ!




「さてと、どうしようかな。せっかくの奢りだし、たくさん食べたいよね。」


 ゼロイチは、ハンバーグを2枚。チーズを2枚。ハッシュドポテトを1枚選択した。キングリブなるものも気になったが、結局普通のバンズを選択し、パティを豪華にした。他にも、レタスやトマト等の野菜類も選ぶことができたのだが、ゼロイチはジャンク・フードを食べたいという衝動に駆られていたので、敢えて選択しなかった。このジャンク・フードを食べたいという衝動は過度な運動後にあらわれることが、しばしばあるのだ。鳶職は確かに体を動かす仕事であるため健康的なのだが、一見すると人間にとって一番丁度よい運動量は、一日1時間程であるため、動きすぎである。

 ところで、シェイクだが、味が十四種類もあるため、ゼロイチは迷っていた。他店舗では、初めて訪れた客や常連客に合わせ、選ばせる時間を省くため、バニラしか売ってない店もあるくらいだ。

ちなみに、左甚五郎は、バナナシェイクをいつも頼んでいる。流石黄色いゴリラである。「なんか言ったか?」と怒号が飛び込んできそうであるが、安心してほしい。彼女には、聞こえていないだろう。


「ハックシュン!」


「大丈夫ですか?ジンゴールさん。」


「姉貴。大丈夫ですか?」


誰かが、噂をしたのだろうか。左甚五郎が1つくしゃみをした。


「平気だ。さあ食うぞ!」


SSバーガーのセットが完成したので、3人は食べることにした。


「そういえば、気になってたんだけど、この眼鏡ってルミのじゃない?」


ゼロイチは、自分のかけている心根の眼鏡を触りながら、ルミに話しかける。


「あ!そうじゃん!ゼロイチとぶつかった時から、なくしたんだよね。」


「あ、やっぱりそうだよね。どこで手に入れたの?」


「神社でお参りしてたら、落ちてたんだよね!」


「これ、弁財天様の物らしいんだよね。」


「え!嘘!私罰当たっちゃうじゃん。弁財天様って、この世界を創造した三賢者の1人でしょ!」


「う、うん。僕も早く返したいんだけど、弁財天様ってどこにいるの?」


「えーわかんないよ。存在が伝説だから、知ってる人は多くても所在までわかる人は少ないと思うよ。私もわかんないし。」


「えー、あ!じゃあ、どこの神社に行ったの?」


「天林山。弁財天様は、水の神様でもあるから、池に祀られてることが多いよ。」


「わかったよ。明日行ってみようかな。」


もくもくと食べる3人であった。



次回までどうぞよしなに!

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