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सरस्वती 僕と〇〇〇のターラ  作者: ARATA
一と言って二とない
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第二十四話 チシとブシ

みなさんこんばんはーーー!


いつもお疲れ様です。

ゆっくりしていってください。




「ところでだじょちゃん。その弁財天様はどこにいるの?」


「わからないだじょ。古文書によれば、海を創造してから、現れてないだじょ。」


「わかったことあったら、教えてね。」


「わかっただじょ。」


 ヴァイオレット・ダークネスことだじょちゃんは、ゼロイチにグーサインをした。


「ゼロイチ、この世界に竜の民と、月の民と、水の民がいることは知ってるかだじょ?」


「え、そうなの?」


「そうだじょ!その中でも、三大賢者と呼ばれる者は、天地海を創造したんだじょ。」


「へぇーそうなんだね。」


「弁財天様はその1人だじょ。凄いお方だじょ!」


「僕は、何の民なの?」


「該当しないだじょ………」


「僕もう行かなきゃ。」





 ゼロイチが家、もしくはガラシャの家に帰ってくると、9時を過ぎていたが、チシちゃんが待ってくれていた。


「遅かったし。何してたし。ゼロイチ。今日は、カレーだし。納豆入れてあるし。」


 千城チシがそう言うと、手を出してきたので、ゼロイチが握ってみると、小さく4回振られた。


「これはサービスだし。」


「あ、うん。どうも。」


「お、おいしいよ!ちしちゃん!」


「ありがとだし。明日大学行くのだし?」


「あ、そうだね。いやー疲れちゃってさ。ははは。」


 ゼロイチが納豆カレーを食べていると、足に何かがぶつかる。何かと思い、下を見てみると………


「ちし」


「うわぁ。ワニじゃん!!」


「ぶし」


「あ、そうなの?」


 千城チシが手でワニを作って遊んでいる。


「ワニさん。がぶっ。」


 千城チシの手が、ゼロイチの左手にかみつく。


「わあ!びっくりした!なにさ!」


「ワニさんだし。」


「意味わかんないよー」


「それでいいだし。おやすみだし。」


「おやすみ。ちしちゃん。」


 黒いマスクをしたまま寝るのかと気になっていると、ワニのブシがのこのこと千城チシの後を追っかけていく。


「よしよし。いいこ。いいこ。」


 ゼロイチは、寝室に入るとなぜかガラシャがいるので、地べたで寝ることになった。これほど悲しいものはない。









次回までどうぞよしなに!

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