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सरस्वती 僕と〇〇〇のターラ  作者: ARATA
一と言って二とない
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第二十三話 ア・プリオリ

 ア・プリオリとは、ラテン語で『~より先のものから』という意味です。



では、本編へどうぞ!




 ゼロイチは、ガラシャが、帰ってきたのを確認し、一緒に脱衣所で着替えている。ガラシャの下着がチラリと見えてしまい、思わず顔を背けるが、頭の中にその色が鮮明に浮かぶ。

 反対の方向を見ていると、鮫の尻尾が生えた女の子がいた。その子は、なぜか、スクール水着しか着ていないのだ。ゼロイチの視線には、その女の子の後ろ姿が映し出されていた。背丈はゼロイチと同じくらいだからだ。

 その子は、大きな水槽を抱えて、出口へと向かっていくではないか。ゼロイチは、水槽に何が入っているのか、どうやって持ち込んだのか気になったので、急いで追いかけて、後ろからこっそりと中身を見てみると、小さな鮫がいた。水槽に『メガロ』と書かれたテープが貼ってある。後ろから見ていたので、反対だったが、かなり気になったが、ゼロイチがずっと見ていると、後ろから肩を2回叩かれ、ガラシャが説明してくれた。そこで、その女の子がシーラと言うことがわかった。女の子は行ってしまったが、海にでも帰るのだろうか。

 ゼロイチには気になることがあった。この眼鏡と、神器のことである。そのことについて、ガラシャに聞いてみるが、知らない一蹴された。仕方がないので、そのまま家に帰ると、ガラシャは余程疲れていたのか。ゼロイチの寝床で横になってしまった。


「ゼロイチ。手紙届いてるし。」


 なぜか、なんでやねんのポーズで、ちしちゃんこと千城チシが手紙をくれた。こんな時間に誰からだろうか。


「えっと、なになに?」


『今すぐ来るだじょ!!』


 短い文面である。時刻は20時を回っている。余程良い商品でも取り入れたのだろうか。とりあえず、ゼロイチは、行ってみることにした。







 急いで駆けつけると、ヴァイオレット・ダークネスこと、だじょちゃんが驚いた顔をしている。どう見ても。ゼロイチの顔を見ていた。


「その眼鏡どこで手に入れただじょ!」


「あ、これ?誰かの落し物なんだよ。えっと、誰だっけ・・・?」


「この世界の古文書にかいてあっただじょ!」


「え?なんの話?」


「一回しか言わないからよーく聞くだじょ!」


「うん。」


「その眼鏡は、この世界を創造した大賢者の一人。弁財天様が作られたものだじょ!その名も心根の眼鏡だじょ!」


「え?そうなの?やった!凄い物なんだね!いくらになる?売らないけど。」


「値段はつけられないだじょ!弁財天様に返した方がいいだじょ!」


「あ、うん。わかったよ。」

次回までどうぞよしなに!

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