第二十話 風呂でフロー
今日があなたにとって素晴らしい一日になりますように!
では、本編へどうぞ!
ゼロイチとガラシャは、銭湯に来ていた。ゼロイチが脱衣をし、温泉に入っていくと裸体の女性たちが大勢いた。女性たちは、ゼロイチに目を奪われていたが、ゼロイチはその広さに、驚いていた、家では、鉄砲風呂なのだ。狭いったりゃありゃしない。すると、横にいるガラシャが、手を握ってきた。
「体洗いっこしよ!」
「え、あ、うん。」
ゼロイチは、深く考えていなかったので、承諾してしまった。
ゼロイチは、ガラシャにゴシゴシと体を洗われていく、これがまた、気持ちよく、自分でやるのとは違うと確信した瞬間でもあった。
「痒いとこない?しっかり洗わないとね!」
「ないよ。ありがとう。」
ガラシャが一通り終えると、ゼロイチの番である。ゼロイチは少しめんどくさいと思ったが、仕方なくガラシャの体を洗うことを決意した。女性の肌は、滑らかで、すべすべ、節々が柔らかく、男性の体とはまるで違っていた。ゼロイチは隅々まで洗った。ガラシャは、何も言わずに、ゼロイチが桶で泡を流すと………
「また、来ようね!」
と、一言だけ言ったのだ。ゼロイチは頷いた。
「私、露天風呂行ってくる!」
「行ってらっしゃい。」
ゼロイチも露天風呂が気になったが、謎の黒い部屋が常設されており、ガラシャとは、別行動をとった。
扉を開けて、中に入ってみると、その部屋のようなものは特別暑く、女性たちが、苦しそうな表情を浮かべながら、座っているではないか。ここは、何の部屋なのだろうか。
「おお!ゼロイチ、サウナに来たのか。あっはっは!」
「はい。ジンゴールさん。」
誰かと思えば、左甚五郎である。怪力のため、筋肉質な体つきをしているのかと思えば、丸みを帯びた体をしており、裸体も女性らしいものだった。
サウナ、全体が木製でできており、座ったところから、絶景の景色が一望できた。素晴らしい景色だと、ゼロイチは思ったが、尋常でない暑さであり、左甚五郎も汗だくであり、一滴一滴としたたり、落ちているのが、ゼロイチでもわかった。
「知ってるか。ゼロイチ、サウナには、血流促進、肌荒れ・ニキビの改善、自律神経の調節力を高める、ダイエット効果、疲労回復効果、リラックス効果、安眠効果がある。あたしゃ、よく水風呂に入るんだが、これにより、体が『整う』のよ。後で水風呂行くぞ!」
「―――はい。」
ゼロイチは今にもきつそうである。
次回までどうぞよしなに!




