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सरस्वती 僕と〇〇〇のターラ  作者: ARATA
一と言って二とない
19/60

第十九話 メートルヌードル

仕事も勉強も大事ですけど、息抜きも大事ですよね。



では、本編へどうぞ!




 「さてと、キングドナルド味食べようかな。」


 まずは、お湯を入れる………ではなく、鍋に入れるのだ。鍋に入れることでより美味しくなるのだ。そこに、具材を追加していく、ネギや卵、今回は味変のため、チーズを投入する。ゼロイチは、風呂の支度を三分の間にしようとしたが、今日は温泉に行くのだ。その必要はなかった。

 三分経ったので、鍋から、どんぶりを移す。

そしてトッピングを入れていく。見た目は本格的なラーメンそのものである。ゼロイチは三百円のプチ贅沢を、千円もしくは八百円のラーメンへと昇華させたいのだ。

 まず、一口食べてみた。


「ハンバーガーの味がする!」


 どんな味なのだろうか。気になるところである。しばらく、食べ進めると、麺がなくなり、スープだけになってしまった。スープは塩分が多い。個性的な味なら尚更であろう。しかし、先程チーズを用意したことをお忘れではないだろうか。

 ゼロイチはスープにチーズ、また、お米を加え、リゾットを作った。これで、任務完了である。

 まずは、一口食べてみる。


「おいしい!」


 これが、美味なのだ。スープのほどよい温かさ、チーズとお米の絡み具合、そして、元々のキングドナルド味、それぞれの相乗効果により、何倍にも美味しくなるのだ。ゼロイチの箸は止まらなかった。


「何してる金。」


「あ、ターラ。どうしたの?」


「食べたい金。」


 ターラは、メートルヌードルをもらえないかと、口を大きく開けている。


「ん?欲しいの?」


「もちろん金。」


「食べなよ。」


 ゼロイチは、残りをターラにあげた。少し、食べたい気持ちもあったが、ターラが可哀想だったため、あげざるをえなかった。


「ターラ聞いてよ。僕もうお金ないんだ。残額は三百円。財布は買ったけど、お金はほぼない。明日のご飯どうしようね。」


「稼げばいい金。それほど、大きなきっかけを作らなくても、考え方を変える金。そうしたら、行き止まり、行き詰まるまえに、人生の軌道は変わる金。そこから見える景色は、全く違う景色金。」


「そ、そうだよね。僕、頑張るよ。ありがとう。ターラ。」


「どういたしまして金。」


 ターラは、嬉しそうな表情をする。しばらくすると、ガラシャが帰ってきた。

カップラーメンが食べたくなりますね。


次回までどうぞよしなに!

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