第十八話 ファミリーメートル
あなたの魂が揺さぶられますように!
では、本編へどうぞ!
「あ、ゼロイチ!何してんの?」
「何って今日の昼ごはんだよ。昼ご飯を買いにきたんだ。」
カウンターにガラシャがいるではないか。何事かと、首を捻るゼロイチ。
「へえ。私店長に驕ってもらうんだ!いいでしょ。」
「いいなあ。僕は一人寂しくカップラーメンだよ。」
「え、そうなの?ならさ、最近出たキングドナルド味食べてみなよ!ところでさ、カレーに納豆入れる?ゼロイチ。」
「入れるけど?美味しいのそれ、そのキングドナルド味は。」
「わかんない。」
ガラシャは余裕そうに笑っている。
「じゃあ、買うよ。」
「毎度あり!スマイル要りますか?」
「それは、キングドナルドでしょ。」
「握手しますか?」
「それは、ちしちゃん。とういかさ、なんで家にいるの?」
「家事代行みたいな感じかな?その代わりに住居を提供してるの。」
十字架のネックレスがきらりと光る。余程大事な物らしい。常時身につけているみたいだ。
「なにしてるの?」
「え、声優さんいるの?」
「店長だよ!ゼロイチ。」
「ファミリーメートルへいらっしゃいませ。お客様ですか?仲良さそうですね。」
「店長!前話してたゼロイチだよ!」
「ああ、いらっしゃい。」
ネームプレートに姫月凪姫と書かれている。ファミリーメートルの制服は白と緑を基調としており、腰のあたりに大きな緑のリボンが前向きについているのが特徴的だ。姫月凪姫は、所謂萌声と呼ばれる声をしており、密かに声優を目指している。頭にも緑の髪留めで、髪を止めてあり、緑と白のコントラストが絶妙である。よーく、見てみるとスカートがチャック柄になっており、黄色や青が混じっている。オフショルダーの制服から、肩が見えており、太股から下は、露出しているため、小柄ながら、色気がある。
「店長さん。寒くないの?」
「寒いけど、お洒落したいから・・・」
まるで、アニメから声を切り取ったかのような声である。
「メートルヌードル。キングドナルド味一つ!」
「どうぞ。三百円だよ。お金あるかな?ゼロイチ君。」
「だ、だします。」
「はいちょうどね。また来てね。」
「ゼロイチーお風呂よろしく!あ!」
「あって、なにさ?」
「温泉行く?」
「いいね!行こうかな!」
「じゃあね。」
家へと帰るゼロイチ。
次回までどうぞよしなに!




