第十五話 チシ特性トカゲの炭火焼!
幸福は、人々に平等に訪れる・・・
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ゼロイチは、チシの作った食事と風呂を済ませ寝床にいくと、すやすやとガラシャが寝ているではいか。
どうしようもないので。仕方なく、同じ寝床に入り、2人で寝た。
朝起きてみるとガラシャはいない大学だろうか、大学かと思われたが、今日は休みらしい。
そういえばと封筒を確認してみると手紙ではなく、一万円札が入っていた。ゼロイチはゲームに使いたかったが、チシ曰く、魔法道具屋がおすすめらしい。
いつもの如く、仕事中の千城チシに片腕を引っ張られ、見るからに怪しいお店へと連れてこられた。
「え?ここ?」
「そうでし、私は仕事に戻るでし。グッドラックでし。」
「英語わかんないけど、ありがとうねちしちゃん!」
ゼロイチは千城チシ、ちしちゃんを家政婦と同等の存在と考えていた。
辿り着いた場所はというと。古びた、謎の煙突屋根の屋敷である。看板が立てられており、
『学生に大人気。N大学から、十五分圏内。魔法屋。アオンへようこそ!』
とのことである。
「魔法か・・・おもしろそうだなぁ。」
ゼロイチは早速入店してみる。入店すると謎のメロディーが流れる。ドアは自動になっていた。
「これも、魔法?すごいや!」
「それは、魔法じゃないだじょ。」
「へ?だじょ?ふーん。」
「こちらは、いかが?五百円のトカゲだじょ。」
「いや、いらないよ。」
魔女のような格好をした、だじょちゃんこと、ヴァイオレットダークネスもまた、ゼロイチやガラシャと同じ、異世界からの訪問者である。
「僕、それほしいな!」
「だじょ?」
ゼロイチは、ヴィオレットダークネスの帽子を指さした。
「これは、売り物じゃないだじょ。」
「じゃあ、いいや。なんで、そんな際どい格好してるの?」
「私が、魔女だからだじょ。」
ヴァイオレットダークネスは、美しい紫色の髪で水色の宝石が散りばめらっれている。また紫の瞳をしており、猫のように少し、つりあがっており、目力が強い。顔立ちは大人びた、女性の顔をしており、服はというと、胸元がみぞおちまで大きく開いた、紫の服で、真ん中には、金色と黒の装飾が施されている。その服が、足まで垂れており、足にはスパッツを履いているのか。落ち着いた印象を受け、足には紫のヒールを履いていた。腕には、花が重なったような袖が通してあり、手は水色のネイルがしてあり、右手に紫の杖のようなものを持っていた。気になるのは、先端に紫に光るランプがついていることだ。
「だじょだじょ。」
次回までどうぞよしなに!




