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सरस्वती 僕と〇〇〇のターラ  作者: ARATA
一と言って二とない
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第十一話 あたしゃ、左甚五郎よ

毎度ながら、こんばんは!


いつもお疲れ様です。ゆっくりしていってください!


では、本編へどうぞ!




ゼロイチは、薪をくべようと、外に出て火おこしをしようとした。現代とは、非常に便利すぎるもので、スイッチ一つで、お風呂が沸きましたと教えてくれるものだが、そういう訳にもいかないのだ。

 外に出てみると、木材が置いてあり、切る必要はないのだと一安心するゼロイチ。後ろで何者かの気配がした。


「あっはっは。あんちゃん。ゼロ円のあんちゃん。なにしてんだ?」


「え、お風呂沸かそうと思って・・・だ、誰ですか?」


「あたしゃ、ジンゴール。またの名を、左甚五郎よ。彫刻から、建築、設計、鳶まで、私にお任せよ!あっはっは!」


 彼女は、名前は江戸時代の男性のようだったが、女性らしい体つきをしていた。黄色いズボンが特徴的で、片足にだけ、黒いボーダーが入っているデザインのものだ。上には、黒いタンクトップを着ていた。おへそが、ちらりと見えており、また、黒いタイトなタンクトップのため、胸が強調されており、二の腕が露わになって、白い美しい肌が見えていた。足元には、黄色い紐の黒いブーツをはいており、髪型は、ハーフアップと呼ばれるものをしていた。

 女性には、似つかわしくないのだが、木材を肩に担いで運んでいるではないか。どれほどの、怪力なのだろうか。彼女の美貌ではなく、ゼロイチはその怪力さに、目を奪われていた。女性は、ゼロ円が余程おかしいのか。ずっと、笑っている………ゼロイチが眼鏡をよく見てみると、レンズに1000万と書かれている。ゼロイチは、目を大きく見開き、三度瞬きする。


「え、1000万!?すごっ!!」


「あっはっは!そりゃ、あたしの年収よ。まあ、これでも社長だかんな!ところで、ゼロ円のあんちゃん。働いてんのかい?」


「いや、まだこっちにきたばかりで………」


 間髪入れずに、ジンゴールこと、甚五郎が、話始める。


「そりゃいい。うちに来な。」


 彼女は、木材を立てて、置くと。ゼロイチと握手をした。


「いたたたた、痛いですって!!」


「あたしゃ、怪力でね。黄色いゴリラって呼ばれてんのよ。あっはっは!」


「そ、そうですか。」


 顔に似つかわしくない怪力に、手を強く握られたので、ゼロイチは手をおさえていた。


「その、いくらもらえるんですか?」


「うちなら、月に80万稼ぐやつもいるけど、働きっぷりで、判断すっから、あんた次第よ。あっはっは!」


「よろしくお願いします!」


「よろしくよ!」


「いたたたたた。痛いですって!!」


 先程同様握手をされるゼロイチ。とんでもないジンゴールの握力だ。


「わりぃわりぃ。あっはっは!じゃあ、明日まってるよ!地図渡しとくから!よろしくよ!」


「痛かった~どうもです。」



コメント、評価、ブックマークをして頂けると、作者のモチベが上がります!!


次回までどうぞ、よしなに!

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