第十話 目がねぇんですよねぇ…メガネだよ!
お疲れ様です!
いつも、ありがとうございます。
その場で、スクワットを十五回してみてください。
疲れがとれますよ!
では、本編へどうぞ!
「どこで手に入れた金?ゼロイチ。」
「おお!ターラ!どこでって、これのこと?なんか、セーターに引っかかってたからさ。え、嘘!ターラってこんなに美人だったっけ?それになにこれ、メガネのレンズに∞って書いてあるよ。なんだろう。」
「あ、ガラシャちゃんが来た金。隠れる金。」
「ゼロイチ〜なにしてんの〜?きゃーーーん。目がないじゃん!」
「そうなんだよね、目がねぇんですよ…メガネだよ!」
「へぇーメガネ似合うじゃん!よっ眼鏡男子!まあ、顔見えないんだけどね。」
ガラシャは聞こえるか聞こえないかの声量でゼロいじりをした。
「ん?まあ、いいや。持ち上げても何もしないよ。え、ちょっと待って、これがガラシャ?」
メガネで見てみると、ガラシャは黒髪に青い瞳をしていた。言葉には出さずとも、ゼロイチは美しいとさえ思った。だが、ガラシャはというと………
「ああん?」
この女………キレるのだ。
「へ、へぇ、怖いいね。」
「どゆこと?」
「なんでもないよ。いいって意味だよ。」
「ふーん。え?怖いっていってるじゃん!へんなの。ほら、いこ!」
「あ、うん。お邪魔しまーす。」
「ただいまでいいのに。今日からゼロイチの家なのに。」
「あ、うん。ただいま。」
「おかえりなさい。あなた。きゃーーーん。間違えちゃった。ゼロイチ。」
「急にどうしたの?」
なぜか、黙る。ガラシャ。
「大丈夫?」
「いや、そのね、なんでもないの。」
ガラシャは、うつむいたまま、十字架のネックレスを少し強く握りしめる。
「・・・ロゴス。」
「ん?今何か…」
「私お風呂入ろっと!」
「あ、うん。本当に大丈夫?」
「もう大丈夫だよ!」
「そっか。」
ゼロイチは、さっきの行動の意図がわからなかった。目的は何か。どのような意味があるのか。わからなかったのだ。ただ、純白の肌に、青い瞳が見えていることで、ガラシャに対する気持ちが変わり始めようとしていた。
「えっと、その。」
「なに?ゼロイチ。」
「僕、お風呂洗ってくるよ。」
「ありがとう。じゃあよろしく。」
ガラシャに説明を受け、ゼロイチは風呂場へと向かう。先程からゼロイチは思っていたのだが、ガラシャの家はレトロな雰囲気なのだ。ゼロイチは少し、嫌な予感がしていたのだ。
「おうっと、これは………」
鉄砲風呂であった。鉄砲風呂とは昭和時代の風呂であり、木の風呂桶のなかに『鉄砲』と呼ばれる鋳鉄製の筒を入れて、その筒の中に上から薪などの燃料をくべて湯を沸かす風呂を指す。
「やってみようかな。」
鉄砲風呂に関しましては、現物は見たことはあるのですが、使用したことはないですね。
一度、入ってみたいですね。やけどしないといいですけど(笑)
次回までどうぞよしなに!




