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コモ・エスタは静かに暮らしたい~魔王と勇者の間に生まれた子供は、とんでもなくチートでした!~  作者: 81MONSTER(日本を代表する怪物)ポンコツ犬のタナトス
第1章【王都魔法学園】

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第11話《オトンの自信作》


「おう、お帰り。学校は、どないやった?」

「最悪やで、オトン……」



 エプロンにハチマキ姿の魔王(オトン)が、笑顔で出迎える。

 ハウゾウとハウタが、空間を歪めながら出現していた。彼女たちは家では、自由に出入りできるように契約をしている。



「パパ上、聞いてくだされ!」

「コモが、ハーレム作ったんに!」



 ハウゾウとハウタが口々に告げるのを、オトンは嬉々として聞いている。

 オカンはまだ、帰ってきていない。



「やるやんけ、コモ。さすがは、俺の息子やな!」



 うんうん――と、オトンは満足そうに頷いている。

 一般の男どもは物にした女の数を、男のステータスかなにかと、勘違いしている(ふし)があるようだ。それはオトンも同じなのか、誇らしげにしている。



「それが、最悪やって言うてんねんで?」

「なんで、最悪なんや。ブサイクばっかりなんか?」



 不思議そうに、こちらを見ている。

 どうやら、本気で大真面目に不思議がっているようだ。俺がおかしいのだろうか。女にはまったく、興味がなかった。面倒くさいだけの生物としか、思えないのだ。



拙者(せっしゃ)が見る限りでは、可愛らしい女子(おなご)たちでござった!」

「ハウタには、負けるんに!」



 ()らぬ報告である。

 ハウタが可愛いことに関しては、同感である。ハウゾウとハウタは、俺の可愛い妹たちである。



「なんやねんな、コモ。どんなけ、面食いやねん?」

「もうえぇわ、オトン。疲れるから、飯にしようや!」



 このまま口論していても、なんにもならない。

 オトンがエプロン姿であるなら、食事の支度はできているはずだ。



「ママは、まだ帰らんのか?」

「オカンは、飲み会らしいわ。あとで、迎えにきてやってさ」



 教員たちの集まりに、勇者が出ない訳にはいかないだろうからな。

 それにしても、腹が減った。奥からは、濃厚な味噌の香りが漂っていて、食欲が掻き立てられた。



「今日は自信作やで?」



 誇らしげに、オトンが笑っている。

 こんな時の料理は、ガチで旨いのだ。そこらへんのシェフが作るよりも、オトンの作る飯は旨いのだ。



「鍋もそうやけど、魔獣(キメラ)も自信作やで!」

「マジか?」



 めちゃくちゃ、ドヤ顔のオトンである。

 こんな時のオトンは、ガチで期待が持てるのだ。



 オトンと俺の共通の趣味が、魔獣(キメラ)の作成である。

 元々は俺が趣味で作っていたのだが、それを見たオトンが介入してきてガチでハマってしまったのだ。



「まずは、飯やな。期待してるで、オトン!」

「任せろ!」



 俺を倒せるほどの魔獣(キメラ)を作るのが、俺とオトンの共通の趣味である。

 そのオトンの自信作だ。



 楽しみで、仕方がない。



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