私の心の隙に付け込んでくる男。
私の名前は、『河合 愛菜』22歳で和菓子屋で販売の仕事をしているの!
実は、、、?
私には、ずっと“片想い”をしている彼がいるわ!
出会いは、、、?
私の女友達からの紹介。
・・・といっても、みんなで遊びに行くような仲だったのだけど、、、?
やっとの思いで、私と彼は付き合う事になって。
私は、ずっと憧れていた彼と付き合えて浮かれていたのかもしれない!!!
彼と、付き合って直ぐに同棲を始めてから分かった事があるの。
それは、女癖が悪いのと夜遊びにお酒癖まで悪かったのよ。
ヒドい時はね、、、?
彼が外で夜中、飲み歩いているのか? 何処かのお店の女の子を私と一緒に
住んでいるマンションまで連れて帰って来た時はびっくりしたわ!
『ただいま~帰ったよ~』
『おかえり~ えぇ!? この女性は、、、?』
『なーんだ! テッチャン、彼女いないって言ってたじゃない! 嘘ばっかり!
もう、わたし帰るからね! 後は、お願い!』
『あぁ~送ってくれてありがとう~』
『・・・・・・』
*
次の日、朝彼が起きた時に昨日の女性の事を聞いてみたら、、、?
『えぇ!? そんな子いた? 俺は全く覚えてないよ~』
『でも、どこかのお店の女の子でしょ? 何処のお店の女の子なのよ!』
『・・・だから、知らないって! 俺は酔ってたし!』
『いい訳はいいから! 正直に言ってよ!』
『だから! 本当に俺は知らないんだって! 信じてくれよ、愛菜!』
『・・・そんなの信じられる訳ないじゃん!!!』
『___愛菜、』
▼
あんなに好きだった彼とは、、、?
___1年で終わってしまったわ!
大好きだったけど、彼の浮気や夜遊びが私には耐えられなかったの。
何度も何度も、私は彼に、『女遊びも夜遊びもお酒もやめて!!!』
私が彼にそう言うと、彼は決まってこう言ったわ!
『そんな俺を選んだのはお前だろう! これぐらい我慢しろよ!』
・・・ってね。
___だから、私は仕方なく彼と別れたの。
彼は、これからも女遊びも夜遊びもお酒もやめられないわ!
もう、性格の一部になっているのよ!
一生! 彼はこのままずっとこうして生きて行くんだわ!
▽
___私は彼と付き合った事で、心がすり減っていたわ。
彼と別れたばかりの私は、もう何を支えに生きて行けばいいのか、、、?
ずっと、悩んでいたの!
そんな時に出会った男性がいるのよ。
彼の名前は、『八木 奏太』35歳で一流企業の営業マンなの。
私は、彼の優しい言葉に酔いしれていたの。
私の心の隙に彼が上手く入り込んでしまったのよ。
*
私は、この男性と付き合った事で心が更に崩壊していったわ。
『なあ、愛菜! 悪いんだけど、おれに10万円でいいんだ! 貸してくれ
ないか、、、?』
『___えぇ!?』
『おれの営業先の人が怪我して、いろいろお見舞いに使うお金が10万円ほど
いるんだよ! おれの仕事は、取引先が大事だからさ! いい加減なモノなん
か渡せないだろう! 給料が入ったら、直ぐに愛菜に返すから! 頼むよ!』
『・・・ううん、分かったわ!』
『ありがとう~愛菜!』
初めて、彼にお金を貸した時は直ぐに私に10万円が返ってきたから。
私は彼を完全に信用しきってしまったのよ!
・・・でも、そのうち、、、。
何度も何度も、こんな事が続いて。
私は、彼が一流企業の営業マンでしかも、優秀な人材だと聞いていたから!
なんの疑いもなくお金を彼に貸していたの。
私は節約家で、趣味も“貯金”だったから、彼に言われたお金は簡単に貸せた
のだけど、、、?
・・・そのうち、金額も大きくなっていって。
私の貯金も底をつきかけていたわ!
そんな時に、彼が悪魔の囁きをしたのよ。
『おれに貸す、お金がないなら? イイお店紹介してやるよ!』
私は、彼にそう言われてそのお店で働きだしたわ。
___それは、夜のお店だった。
私が、働いて稼いだお金は全て彼のところにいってしまったわ。
少ないお金で、私は何とか生きていたように感じる。
ふっくらしていた私の体も、彼と付き合いだしてからは、、、?
1年で18㎏も痩せたのよ。
顔は痩せほけて、肉もついていない!
ガリガリの体になってしまったわ。
それでも、彼は私からお金をむしり取っていったのよ!
*
私は、ようやく友達に彼の事を相談してやっと彼と別れる事ができた
のだけどね、、、?
後で、彼が何者か? 分かった事があるのよ!
それが彼は、、、『サイコパス』だという事。
私の心に隙ができて、彼にその事を見破られてしまったみたい。
だから、こんな目に遭ってしまったのかもしれないわ!
今は、少し落ち着てこれからの私の人生を見つめ直そうと思って
いるところよ。
最後までお読みいただきありがとうございます。