いくらと鮭の親子丼は2杯はいらない
カネルゴンをトゥマコメイへ返すべく悠斗と男鹿の二人はフリースタイルラビリンスへ向かう。
しかし、フリースタイルラビリンスへの道は遠く険しいのであった...
「熊木準備は済ませたか?」
「ああ、てか財布とスマホがあれば十分だろ。なんかあれば男鹿先生のリュックにいれてもらうし」
「お前は俺の友達か?」
二人のなんとない会話を聞きつけ幼馴染の夢子が駆け寄ってきた。
「二人そろってどこかいくの?」
「ああ、ちょっとフリースタイルラビリンスにな」
悠斗はにやりと笑ってそういった。
「アハハ、そんなわけないじゃない!あんたが呼ばれるわけないよ!!」パンっ!!!!
校舎中に乾いた音が響いた。そう、悠斗が平手打ちをしたのだった。
「殺すぞ」そう一言言って悠斗は歩み始めた。
「今のはお前が悪いから死ね不細工」
男鹿も追い打ちをかけるかのように夢子に呟いた。
そして、男鹿と悠斗はラビリンスを目指し歩き始めた。
そして夢子は死んだ。
そして20分後.........
「ここがラビリンスか...」
「ああ、気を抜くなよ」
二人は緊張気味にラビリンスに一歩踏み込んだ。
ガラの悪い連中が二人をにらみつける。
「おい、ぞのてつ。あいつらみねぇ顔だよな?」
「どでぃ、どだえだどどどどいづだ?(おい、おまえたちどこのどいつだ)」
一人はからあげちゃんレッドを手にした小柄な男と滑舌という概念があるのか謎な男に絡まれた。
「あ?関係ねえだろ。道を開けろよ。からあげちゃんじゃんけんすんぞ?」
悠斗は少し切れ気味に詰め寄った。
「おい!熊木、相手にするな行くぞ」
男鹿は冷静にその場を切り抜けようとしたその時だった。
「おでぃ、づづだでぃどぃづでだだんだだいでづど(おい、つるまいこいつげたなんかはいてるぞ)」
「ほんとだなぞのてつ!だっせぇな!盗んでやるよ!!」
そういうと鶴舞とぞのてつは男鹿の下駄を盗んで消えて行ってしまった。
「なんだあいつら?」
「おれの下駄が盗まれただと?ムカついてきたから二度とため口でしゃべるんじゃないぞ熊木」
男鹿は持参していたローラースケートに履き替え先へ進んだ。
「ここがラビリンスのステージか」
その瞬間、スポットライトの筋が5本現れた。
「な、なんだあいつら?だめだ全員背中を向けているせいで判別がつかねえ」
「よくぞここまでこれたな、poroporo grandmotherとその生徒よ」
声高らかに登場したのはラスボスの�スゑス�ク�ケだった。
「貴様!!シ�ソ��。繹ア竭か!!」
男鹿はニヤリと笑いさらにこういった。
「お前を倒して王子をトゥマコメイへ返す!!!」
「ふふふ、実にお前は面白い。だが、お前の羅王色の力はもう見る影もないほどに弱っているじゃないか。なにができるというのかね??」
」
「おい、俺を忘れんなよおっさん」
熊木が男鹿の後ろから出てきた。
「ほう、その小童がお前の最終兵器ってことか。なら俺も面白いやつを召喚しよう。」
ラスボスもニヤリと笑い返し「モンスター召喚!!!」と叫んだ。
ネオンからのミラーボールとスポットライトが舞うステージ上にドライアイスの煙とともに
やせ形の不健康そうな男が現れた。
「smorking scavenger DA☆DE★YA!!!!!!!」
うおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
よくみるとステージの周りには満員の観客がいた。
「ばかな、ほ、ほしなのか??星ゆたかなのか???」
男鹿は隠し切れないほど動揺していた。
「なんだよ?知り合いか??」
「ああ、おれの元教え子だ...」
「くくく、最高だろ?このシチュエーションわ」ラスボスは笑っていた。
「先生と戦いたいでや」
星は男鹿を指さし宣戦布告をした。
「道を踏み外した教え子を正しい道に戻すのも教師だ。容赦はせんぞ星!!!!」
次回!「激突元師弟対決!!DA☆DE★YA VS poroporo grandmother」
増税つらたん星人