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異世界フリースタイル  作者: 川島a.k.a黒い会社
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0と1

|読者≪リスナー≫のみんな初めまして川島a.k.a黒い会社だ。

まず1つ目、俺はここに芸術を垂れ流しているだけだ。

だれも見てほしいからネットにあげているなんて思ってねえってことを覚えておけ

次に2つ目、アンチ大歓迎だ。

だが、俺はそんなことに屈しない。

お前らリスナーは俺の芸術を見させてもらえる権利が与えられてるだけだ

口を出していい権利はねえからはき違えんな

おっと、そろそろ上映の時間だ

以上のことを気を付けて俺の世界を存分に楽しめ

じゃ、goodluck and fuckyou

クラブに響く重低音

バカうるせえビートにへたくそなラップ

ほんと全部耳障りだ...

でも俺のワンバースですべてが黙る

そう、すべてが....


「ぅと」

「うと!!」

「こら!悠斗ったら!!」

屋上で寝ていた悠斗は目を覚ますとひときわ不細工な女が立っていた。

そう、彼女は|阿部咲夢子≪あべさきゆめこ≫俺の幼馴染だ

「まぁた授業さぼってあんたは!」

夢子はひどくご立腹なようだ

「うるせえなあ、いませっかく夢の中でフリースタイルラビリンス制覇しかけてたのによ」

頭をぼりぼりと掻き毟りふけをまき散らす悠斗

「ぷっ!あんたがラビリンスにでられるわけないじゃない!」

夢子はバカにした笑いで悠斗を指さした。

「あのねえ、ラビリンスはラッパーの中でもトップの人達しか挑戦権がない上に伝説の5人のラッパーを倒してやっと制覇なんだからね!あんたごときじゃあ100年たっても萬年たっても無理よ」

バカにする夢子に対し悠斗は平手打ちをした。

「えっ、なにするの..」

夢子は驚いた表情で悠斗に聞いた

「何も言い返せなかった。だから手を出した。それ以上でもそれ以下でもねえよ」

悠斗口元は笑っていたが悠斗の目は決して笑っていなかった。

「あ、うん、ごめんなさい。私も言い過ぎたわ」

夢子はとりあえず謝罪をしてその場を済ませた。

「とりあえず|男鹿和久≪おがかずひさ≫先生が呼んでたから職員室に行っときなさいね」

夢子はそう言い放ち屋上を後にした。

『男鹿がおれを呼び出し?なんだろ?』

疑問に思いながら職員室へ足を運んだ。


職員室につき悠斗は男鹿の元へ歩いて行った

「なんすか呼び出しって?」

男鹿は悠斗を睨みちらし口を開いた。

「おまえ最近クラブでサイファーを募って遊びまわっているらしいな?」

悠斗は一瞬で感づいた。夢子がチクりやがったと。

「いやー人違いじゃないっすかー?」

悠斗はそっぽ向きながら答えた

「なんだ?そのしゃべり方は??」

男鹿が途端に切れ始めた。

「え?なんで怒られてんの俺?」

悠斗は理解できなかった。

「お前は俺の友達か!!??」

すさまじい怒号に悠斗はしりもちをついてしまった。

そして衝撃を受けた際にある記憶が悠斗の脳裏を横切った。

「男鹿先生もしかしてラッパーだった...??」

悠斗は恐る恐る聞いてみた

ギクッとした表情をしたが瞬時に

「ああ、俺がPOROPORO GRANDMOTHERだ」

その一言に職員室中がざわめいた。

「え!あのポロポログランマが男鹿先生だって!!??」

「嘘だろ...かなり前にラビリンス制覇一歩手前まで行った伝説に最も近かったラッパーだと..」

すると一人のひょうきんな男が立ち上がった。

「男鹿先生、男鹿先生私も最近ラップを初めましてね!できたらご教授願えますかね?へへっ」

男の名は|下田哲也≪しただてつや≫授業中はyoutubeでラップの練習をして授業を一切やらないことで有名な無能教師だ。

「ふっ、いいですよ。しかし、この熊木とフリースタイルで戦って勝てたらね」

男鹿はにやりと笑いながら言った。

「めんどくせえな、でも逃げるのは性に合わねんだよ」

悠斗はのりのりだった。


「では私が司会を進行します。」

突如立候補してきたのは謎の少年だった。

「勝負は1バースの交代制。全校生徒のバイブスをより挙げたほうの勝ちです。ではDJ MANABU-NN bring out beat!!!」

先行は下田だった。

「俺は授業中みるぜkindle、俺のバースが終わったらお前は死んどる。」

「わーーーー」

生徒たちのバイブスが上がった

「男鹿先生のまえで緊張、でも慎重に行くぜ心臓に悪いからなブンブン蚊がうるせえな誰かKINCHO炊いてくれ」

「いえーーーーー」

またバイブスが沸き上がった

強い。直感で悠斗は思った。

『いい角度だ、あれが本番で出せればなぁ』

男鹿も少し感心していた。

「では後攻熊木!かませぇ!!」

悠斗のバースになった

「下田哲也であがるのは、にわかなめくら」

「soooocoooolllll yeah!!!!!!!!!」

観客が狂い踊り始めた。

『ワンバース目でこのぶちあがり様...こいつ何者だ??』男鹿の額を一筋の汗が流れ落ちる。

「にわかなメクラどもよ俺は乗って駆け上がるぜしたたかゼブラ」

「fuckyoufuckyoufucccckkkkyoooooouuuuuuu!!!!!!」

生徒たちが暴徒化し始めた。

『こいつワンバースごとに人の心を狂わせている....まさかあの力が....』

男鹿は司会の謎の少年と目を合わせ頷いた。

「やめ!!!」

少年の声が会場を響いた。

その瞬間我に返る生徒たち。

「あれ?俺たち今何を??」

「お前らみんな下校しろ!!しかし熊木おまえは再度職員室にきなさい...」

男鹿は覚悟したまなざしで悠斗を呼び出した。

豚ばら

白菜

ネギ

ポン酢

ごま油

ごま

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