夢
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夢を見ていた。
ありもしない日常風景の夢
時代設定は現代の日本か?
学校へ登校しているか下校している途中なのか上下ブレザーに身を包むもだらしなく着崩している俺
その横にはネムとノエルも並んで歩く
二人とも俺と同じブレザーにスカート
ネムは冷え性なのかサマーセーターを中に着込んでいる。
ノエルはスカートをかなり際どい所まで短くしている。
椅子に座ったら間違いなく拝みたくなる物が顔を覗かせるに違いない。
ありがたやありがたや。
そのノエルはと言えばムスッとしていて
それをなごませようと必死に話しかけるネム
そのなごませようとして話しかけている内容がどこか場違いでおかしくてたまらずに大声で笑う俺。
それを上空から眺めているもう一人の俺
俺が二人。
そのせいですぐに夢だとわかった。
なぜ俺はこんな夢を見ているのだろう?
夢ってのは起きている間にあった出来事の情報を整理をする過程で見るものだと聞いたことがある
がどこをどう整理すればこんな夢を見ることになるのだろうか?
こんな事をしたいという俺の願望なのだろうか?
妄想なら日本で学校に行かなくなってから毎日日課としてしていたから得意中の得意だがこんな妄想したことなかったはずだけどな‥‥‥
いや少しだけしたかもしれない
出会い方が違えばこんな学生生活を送ったのかもしれないなんて以前ちょっとだけ考えたことがあった‥‥‥かも。
そんな事を考えていたら「ヤバイ遅刻だ!」
なんて言いながら俺が見下ろしている三人を追い抜いていく陰。
同じブレザーを着た男子学生だ。
それにつられるように三人も走り出す。
俺だけは上空に固定されているように動けない。
どんどん遠ざかっていく三人。
都合のいいような都合の悪いような良くわからない夢だ。
そのうち目が覚めるだろうとすぐに諦めて目を瞑ろうとした。
その時俺が居るよりさらに上空から声をかけられた。
「私の願いを聞き届けていただけるなら
一つだけ願いを叶えてさしあげます
そうすればノクティさんの憧れるようなこんな日常にすることもできるかもしれませんよ?」
「誰だ?」
声のする方へは顔を向けられない
金縛りにあったように体を動かせないのだ。
しかし知っている声のような気がする。
「明日の夜、例の場所でお待ちしております」
「例の場所?なんだよそれ?!」
「もう時間のようです
では明日」
「おいちょっと待て!」
スウーッと視界が白んでいく
また、どこからともなく聞いたことがあるような声が
「‥‥ティ‥‥‥‥ノク‥‥ティ‥‥」
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「ちょっとノクティ起きなさい!」
誰かが体を強く揺さぶっている。
「‥‥‥ん?」
「なーに寝ぼけてんのよ!
起きなさい!」
眠気眼にその人物が誰なのか確認する。
「なんだよ‥‥‥ノエルかよ」
「私で悪かったわね!
起こしに来てあげて損した気分だわ!」
ふぁーとあくびをしながら上半身を起こし
ふと窓の外に目をやるとすっかり外は暗くなっている。
4、5時間は眠っていたようだ
「で何の用だ?」
「ご飯よ!
ご・は・ん!
早く食べに行かないとお店が閉まってしまうわ!」
そうか
泊めてはもらえるけどご飯は自分で用意するって約束だったか
でもさ
「買い置きが馬車にあるだろう?
それでいいじゃん」
はあーと呆れたように両手を左右に広げる
「あんたねー
これから次いつ補給できるかなんて考えたことある?」
「いやないな
でもなんとでもなるだろ
お前の鳥とか食べれば」
「はぁー!?
今あんた言ってはいけないことを言ってしまったわ!
私刑よ!確定よ!」
そう言って首を閉めるような手の形を作ってジリジリとにじりよって来る。
「おい冗談だよ
やめろって」
「今のが冗談で済まされるなら警察はいらないわ!」
軽くノエルの手を払う
「いやいや
お前のやろうとしてる事は警察介入させる気ないじゃないかよ
むしろ介入したらお前が捕まるんだからな!」
「そんなの知ったこっちゃないわ!
そこになおりなさい!」
そこでガチャリと扉が開く
「ノエルちゃんも‥ノクティも‥何してるの‥?
早くご飯‥食べ行こう‥って
何してるの‥?!
ノエルちゃんダメだよ‥やめて‥!」
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ネムに説教をされる日が来るなんて思っても見なかった。
冗談でも大事にしているペットを食べるなんて言ったらダメだよって凄い優しい口調で諭され
ただ頷く事しかできなかった。
そしてすぐに「ごめんない」とノエルに謝った。
ノエルも同様のようで
気持ちはわかるけど私刑なんてダメだよと自分を慕っていると思っている後輩に優しく叱られて一言だけ「悪かったわ」と発した後わかりやすくシュンとしている。
そして我々一行は外食をするために夜の町へ繰り出していた。





