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最強騎士だったけど転移したらニートだった件 (仮)  作者: さいだー
???

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80/123

時間制限


看病


ということは‥‥‥




「‥‥‥治せなかったのか?

お前のちからで」




ただ首を縦に振って肯定する仕草を見せる。


それからこう続けた



「今は治せなくてもいつか‥

繰り返し何度もやってれば‥

いつか治せるかもしれない‥

だからこの町に残りたいの‥!」


こんなことを言い出すんではないかと薄々は思っていた


「何度も繰り返しって言ってもな

一度やって効果が無かったのならゲーム的には無意味だぞ?」



「それでも‥確率的には0%とは言いきれないよね‥?」



「そりゃまあ0%とは言いきれないけどさ‥」



ネムが居なくなってはユニが言うことを聞いてくれない

すなわち馬車があるのに徒歩で移動することを余儀なくされる事になる。

それは避けたい


助けを求めてノエルの方に目をやるが

「はーいよしよし」と

ヒナに夢中でこちらには目もくれていない。


どう説得したらいいものかと困り果てていると

予想外の方角から助け船?が出された。



「あの‥姐さん

ここに残ると言うならむしろ自分としては嬉しい

ですがなにか旅の目的があったのではないですか?」


ネイソン良く言った!

そう俺達の旅には目的があるんだ!

〈魔王を倒して元の世界に戻して貰う〉


「それは‥

時間制限があるわけじゃないから‥

今はおばちゃんの方が‥大事‥!」


時間制限がない?

それは嘘だ

俺は知っているネムは嘘をついている。


「いや待てネム!

時間制限あるだろ!?



お前映画に出演することが決まっているんじゃないのか?

うぐっ」


今まで会話に加わって来ることの無かった影が俺の正面まで回り込んできて俺の口をふさぐ



「ちょとあんたそれは話さない約束でしょ!」


ノエルは慌てた様子で俺だけに聞こえるくらいの声量でそう言った。

怒りの色を見せながら





「映画‥?


なんで‥ノクティが知っているの‥?

まだ発表もされてないはずなのに‥」




「ごめーん

この前ちょっとだけ口が滑ってノクティに話してしまったの!


ねえノクティ?」


みんなには見えない角度で俺に腹パンを決めながら顔は笑顔

怖いですノエルさん‥‥‥


「その先を話したら私刑」と小声で言ってきた。

もちろん俺以外には聞こえていないくらいの大きさで。



「あっああ!そうだ!


これ話しちゃまずかったのか?

ごめんごめん

はははは」


乾いた笑いでごまかしてるつもりだが主観的に見ても白々しい

客観的に見たらどんだけわざとらしいんだろうか


しかし相手はネム


「そうなんだ‥ふーん‥」


納得はしてくれたようだがなにか不満気な様子






「お前達の話している『エイガ』ってのはなんなんだ?」


俺達からみたら異世界人のネイソンには馴染みの無かった単語だったようだ


しかしどう説明したものか‥‥‥

俺達のルーツから説明しなくちゃならなくなるし

話したとして果たして信じてくれるのだろうか‥‥‥?



でも今はネイソンも仲間

説明する義務がある‥‥‥よな?





「実はな‥‥‥

俺達はこの世界の人間じゃないんだ!」







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