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医者とドラゴン7

声をかけられた方に振り返ると

茶髪ツインテールのロリ巨乳がいた。

顔は整っているがキツそうな印象を受ける。

うん‥?

どこかで見たあるような‥



「あーあなたは先ほど啓示を受けにこられたー」

セイラが俺より先に反応する

頬に指をあてがって考えてる姿かわいい


「そうよ!

私たちもドラゴンが急に現れたもんだから近くの岩場に隠れて様子を伺っていたのよ!

ドラゴンの様子は見えなかったけどね【その男】も岩場に隠れて何もしていなかった!

真後ろから見ていたから間違いないわ!

だからそんな男にタブらかされちゃダメよ!」



目撃者現る

ドキッとしたがここはしらをきり通す。


「なんだお前?黙って言わせておけば!

その男とはなんだ?!

俺にはノクティという立派な名前があるんだ!

そもそも見ていたって言うのはお前1人なんだろう?

狂言だって可能性もあるんじゃあないのか?!」


フッとロリ巨乳が不敵に笑う

「いいかしら私はね【私たち】って言ったの!

出てきなさいネム!

それに私にはノエルって名前があるの!

お前お前言うのはやめてもらえないかしら!」



ノエルの後ろの岩場からもうひとつの顔がひょっこり女の子がでてきた。


ネムと呼ばれたその女の子はかわいいというよりは美人寄りで

腰位まである黒髪ポニーテールのクールビューティーという印象を受ける



「ネム!あなたも証言してちょうだい!

【この男】が何もしていなかったって!」


恐る恐るという感じでネムは話し出した


「私の隠れてた位置からじゃあ…

よく見えなかったよ…

それに見えたとしても…怖くて見れなかったから…」



「ちょっとネムあんたどっちの味方なわけ?!」



「うぅ…そう言われても見えなかったんだもん…」


仲間割れか?

ネムって女の子がちょっと泣きそうになってる





「争いはやめていただけませんか?!」


今まで落ち着いたトーンだったセイラが声を張り上げたもんだから一同驚いて一瞬で静かになった。





「アイテル様がいつでも見られておりますよ?」





「「アイテル様?」」

「なんだそれ?」

「なんなのよ?」


ハモってしまった!気が合うみたいでなんか嫌な感じだ

ノエルもそれに気づいてギリギリと歯噛みしている


「えぇ!?アイテル様をご存知ないんですかぁ!?」


「しらないな」

「しらないわ」


またハモってしまう

ノエルの方をみると

「フンッ!」

目を逸らされた


セイラは落胆した表情を見せながら

「この国に住まいながらアイテル様をご存知ないとは…


この後お時間ございますか?

宜しければノエル様とネム様もご一緒に夕食いかがですか?

アイテル様についても詳しくお教えしましょう!」


みんな黙って頷いた。

なんでかって?

断れる雰囲気ではなかったのだ。




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