↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強騎士だったけど転移したらニートだった件 (仮)  作者: さいだー
謎のドクター

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

28/123

残忍

一瞬だった。

早すぎて目では追えない程のスピードだった



バタバタとマーダーコングが倒れていく。



「いっちょこんなもんよぉ!」




得意気に右腕を突き上げたダサいポーズを決めながら

誉めてくれと言わんばかりにチラチラとこちらを見てくる。




「ありがとう助かったよ!」

今回は完全に彼に救われた。

心の底からの感謝の言葉を伝える



「おおぅ!俺はつよいんだぁ!」




‥それはさておいて


「お前どこから現れた?

あと昨日いきなり姿が見えなくなったけどこに行っていたんだ?」



あの状況下で隠れていられる場所なんてなかったし


昨日だって隠れる場所なんて無かったように見えたが‥‥‥



「知らねぇぞぉ!

そんなことよりよぉいつまで裸なんだぁ?!

服着ろよぉ!」




「知らないってどういうことなんだよ


そんなことよりじゃないよ‥まったく‥」



引っ張りあってデロンデロンに伸びたトレーナーを言われるがままに着る。


「うっ‥」

なんか獣(けもの)臭い‥



「なんなら黒衣(こくい)着るかぁ?」




「‥いやそれは断る」



「なんでだぁ!最高にかっこいいだろぉ!」




いや最高にカッコ悪いだろ‥‥

こいつと話してると話が噛み合わない

いつもうまいこと話を逸らされる

やれやれ



そこにヒュン!とKと俺の間を遮(さえぎ)るように黒い飛来物が飛んでいった。



飛んで来た元を目線で追っていくと

そこには俺と死闘を繰り広げた

小さいマーダーコングの姿があった。



「まだ残ってたのかぁ!メスの錆(さび)にしてやるぞぉ!」

スッとメスを構えるK



いちいちダサいな‥言い回しといい態度といいこいつ




「おいKちょっと待て

あいつまだ子供なんじゃあないか?」




「そうかもなぁ!

それがどうしたぁ?」




「それがどうしたぁ!じゃなくてさ‥‥

‥あいつは見逃してやろう

まだ子供だ‥」




やつにはイタズラはされたが直接危害を加えられたわけではない

トレーナーはボロボロだけど‥




こちらを振り返りもせずこう答える



「それはダメだぁ

あいつは人間を恨むぞぉ!

成長すればぁいずれまた人を襲(おそう)うからよぉ」




聞き入れるつもりはないらしく

言った直後Kの姿が見えなくなり

マーダーコングの前に一瞬で移動して見せた。



そこから先はただの残虐ショーに他ならなかった。



「Kやめろ!やめてくれ!

そこまでする必要があるのか!?」



怯えきって逃げ惑うマーダーコング

それを必用に追いかけ回すK



やつの力なら一撃で決められるはずなのに‥‥‥

なぜそんな事を‥‥



少しずつ少しずつ削りとるようにいたぶっていく



「K!もういい加減にしろよ!

もうとどめをさしてやれよ!」




マーダーコングはもう‥‥‥




マーダーコングはKから逃れようと

地面を手で掻いて少しでも進もうとしている


首を斜めに傾けてギロっと俺を睨み付けるようにkは言った。


「じゃあよぉ‥

お前がやってみろよぉ!」

いつもと雰囲気が違う‥




Kが俺のもとまでゆっくりとした歩みで寄ってきてメスを手渡してきた



「ほらぁ!人に指図するならやってみろよぉ!?」




「無理だ‥‥俺には‥できない‥」





気づけばマーダーコングが地面をはって俺の足元まで来ていたようで

すがるように俺のスウェットを力なくクイクイと引いた。



「ウゥ‥‥」


こんな事って‥‥


くっ頭が痛い


あの日の自分と

今、目の前に広がっている光景がフラッシュバックした

「うわぁ‥うおぅ‥うぁああああああああああああああ」








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろうSNSシェアツール
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。