1日目 嫌な夢であってほしい。
短めです。
「とりあえず、この状況を説明してくれませんか?」
そんな一言から始まった、私の異世界ライフです。
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今、私は人生最大のピンチに陥っている。
何かというと、アレである。あの、最近流行りの。
…異世界転移。
成功するなんて思ってもみなかった。
そしてこの飛ばされた場所も場所で、最悪なのだ。海に吹っ飛ばすなんて、どんだけ
性格悪いんだろうか。
とりあえず落ち着いて、今やるべきはなにか。
…考えなくともわかる。誰か…
「助けろ!」
とまぁ全然落ち着かずにパニクりました。
***
「ぶぇっくしゅん!」
今この世界の季節は真冬らしく、海に入って風邪を
ひかない訳がなかった。まぁ予想はしてたよ。
ちなみに言うと、船に乗ってた女の子が気付いてくれて、
助かりました。感謝感謝。
心の中で暖かい空気を作っていると、女の子が部屋に来た。
「お、お兄さん大丈夫?」
え、とんでもない勘違いされてない?…いや、気のせいかな。
「お陰様で大丈夫だよー」
「そっかー、良かった~。えへへ」
か、かわいい!小さい子万歳!しばらく私が身悶えていると、首をかしげ、「どうしたの?」と一言。
更にダメージ。って、このままだと進まないよね。
かわいいけど我慢せねば!
「短い間だったけど、面倒見てくれてありがとう!じゃあね~」
土地勘無いけど格好つけたので今更やっぱり駄目でした~とかは嫌だなあ。
特別な力も与えられずに、この先やっていけるのか…?と不安になるけど、考えてもどうせ無駄なのでもう良いやと半場諦め。
こういうのって、最初は大体冒険者ギルドに行くのが正解だよね。
よし。そうと決めたら即実行!冒険者ギルドへレッツゴー!
短いし、場面切り替わるの早いし、駄作です。貴重なお時間ありがとうございました!