説明
リリスが蜜柑に大魔王の特権とも呼ばれる説明をする。
その項目は魔法・義体・眷属の話となる、2人の説明だと「ウダウダ」になるのでダイジェストでご覧頂こう。
まずは魔法LPを使用して覚える事が出来る。
魔法の属性は6通り。『火』『水』『風』『土』『光』『闇』があり。
『火⇔水』『風⇔土』『闇⇔光』は相性が悪いので一緒に覚えてはいけない。
次に義体これもLPを使用して増やせる。
義体とはその名の通り神々が作りし身体を差す。
本来人間は1つの頭、2つの腕、足・1つの胴で構成されているが、義体を取得する事により、2つの頭、6つの腕、4つの足等、自分好みに身体をカスタマイズ出来るのが義体である。
大きな項目で『頭』『目』『耳』『口』『腕』『足』『翼』『日輪』『後光』があり。
それぞれに付けれる回数制限がある。
『頭』
最大:4個
場所:頭部・胸・肩・手・背中・膝
『目』
最大:∞
場所:全て
『耳』
最大:10個
場所:頭部
『口』
最大:∞
場所:全て
『腕』
最大:片方5個
場所:頭部・肩・腰・背中
『足』
最大:片方5個
場所:腕・尻・腰
『翼』
最大:片方3個
場所:背中・頭部・肩・腰
『日輪』
最大:1個
場所:頭部
『後光』
最大:1個
場所:背中
その他にも神経・角・指・体毛等も有り、付け方間違うと・・・化け物になる事が出来る、これが義体。
最後に眷属これもLPを使用して従属させる。
しかし召喚しても主人と認められなければ、眷属にはならない。
リリスに頼み込み、ステータスを見せて貰う蜜柑。
「う~~~ん・・・一回だけだからね!ホントは見せないのが普通なんだからね!今回だけだから!!!」
「うん、わかった」
リリス
種族:契約魔族
職業:見習い大魔王
LV:153
HP:1134 (+100)
MP:2558 (+500)
攻撃:1899 (+1000)
防御:1246
魔法:3888 (+1000)
素早:2517 (+500)
LP:38
()追加補正値
スキル
【火属性魔法レベル30】
【闇属性魔法レベル25】
【片手剣術レベル20】
【武道術レベル33】
【操り人形】
【演算AI】
【炎属性魔法効果UPレベル30】
【闇属性魔法効果UPレベル25】
【剣術の心得レベル20】
【武術の心得レベル33】
【魅了チャームレベル20】
【睡眠耐性レベル9】
【麻痺体制レベル10】
【毒耐性レベル10】
【魅了耐性レベル10】
【石化耐性レベル10】
【盲目耐性レベル10】
【沈黙耐性レベル10】
武器
【ブラッドソード】
攻撃1000増加+与えたダメージの1/10HP回復効果
防具
【漆黒の危ない水着一式】
MP500・魔法1000・素早500増加・魅了チャーム効果UP
義体
【地獄の炎翼レベル30】×2
炎属性魔法効果UP・炎属性追加攻撃・飛行可能レベル×20秒
【漆黒の日輪レベル20】
闇属性魔法効果中UP
【火焔光レベル30】
炎属性魔法効果大UP・威圧効果中UP
【魅了の眼球レベル18】
魅了チャーム効果大UP
【灼熱の眼球レベル25】
炎属性魔法効果大UP
【誘惑の声帯レベル8】
歌声に魅了チャーム効果超UP
【誘う人差し指レベル20】
誘い込む様な仕草で魅了チャーム効果大UP
【贖罪山羊の角】×2
闇属性魔法効果大UP・威圧中UP
次に僕は闇魔法を取得して、必須だと言われた状態異常耐性を取得した結果がこの様になります。
蜜柑みかん
種族:契約魔族
職業:見習い大魔王
LV:1
HP:510(+500)
MP:505(+500)
攻撃:501(+500)
防御:501(+500)
魔法:501(+500)
素早:501(+500)
LP:5000
()追加補正値
スキル
【魂食人種レベル1】
【闇属性魔法レベル1】
【睡眠耐性レベル1】
【麻痺体制レベル1】
【毒耐性レベル1】
【魅了耐性レベル1】
【石化耐性レベル1】
【盲目耐性レベル1】
【沈黙耐性レベル1】
防具
【漆黒のローブ】
全てのステータスに+500
義体
【なし】
全然違い過ぎる気がします・・・・
僕は自然に遠くを眺めていました。
蜜柑みかんのステータスをリリスが覗き込み、口を手で押さえてリリスは本音を零す。
「な、なにこれ!!!底辺よ底辺!あり得ない位最低の底辺よ!絶対あり得ない!こんなの見た事無いわよ!ひどい、むごい、残酷よ!最悪過ぎるわ!どうすればこうなるの?ねぇ記念に1枚撮っていい?皆んなに自慢するわ!ある意味天才よ!底辺の天才!ねっね?どうすれば此れだけ底辺に成れるの?凄い興味あるんだけど?ねっね?教えて?ねっね?」
「・・・・」
僕はグーの字も出ませんでした。もちろん話題を変えます。
「ねぇリリスちゃん、義体って名前だけなの?」
「ん?どういう事?」
「だってリリスちゃん、翼持ってるのに生えてないから・・・」
「あー!出し入れ出来るのよ、まぁ~見ててね」
リリスは目を瞑り言葉を発する。
「我が内なる力目覚めよ」
リリスの背中が突然燃え上がり、徐々に翼へと形を変える。其れは火で構成された両翼--肩翼5mはあるの炎翼。
リリスの胸元を中心に背中に1mの円が突然姿を現わせる。仕掛け花火の様に幾多の文字で表現して出来る燃え盛る後光。
リリスの頭上に高速回転で拳サイズの球体が現れる。一気プレスされた様に形をドーナツ状へと姿を変えて、皿回しの様に頭上で高速回転でバランスを保つ漆黒の日輪。
リリスの左右の側頭部から少しづつ後ろに伸び角が生える。直ぐに下へ角が方向を変え、全面前に先が反り返る山羊の角。
目を開けるリリス。
右目は黒目の中に真紅のフレアが発生してるか様な動きを見せる瞳。
左目は甘く誘い心奪われる淡紅色の若干ハート型に見える瞳。
もちろん左目を見た蜜柑みかんは。
「グヘヘヘ、リリスちゃ~~ん」
魅了チャーム効果で身体を求めるゾンビの様にリリスに近寄る。
リリスはそれを足の裏で阻止。
リリスが左目を瞑り蜜柑みかんは自我を取り戻す。
「ハッ、ぼ、僕はなんて事を・・・」
自分の非礼な行いに崩れ落ちる蜜柑みかん。
--ノーマルと余り変化ないと思うんだけど・・・
と頭で蜜柑みかんに言葉を掛けるリリス。
「じゃーそろそろ行こっか」
リリスは崩れ落ちる蜜柑みかんの両脇に両腕を回して炎翼を羽ばたかせる。
「えっ!リリスちゃん!!!」
「暴れないでね!じゃーレッツゴォォーーーー!!!」
リリスは地面をひと蹴りして空を飛ぶ、部屋の天井は何処までも吹き抜けており、何処まで行っても暗闇であった。唯一の光源はリリスの燃え盛る後光と炎翼である。
蜜柑みかんは顔の皮が波打ち空飛ぶ速度が如何に早いかを物語っていた。
--ぐ、ぐるじい
速度が速すぎて息が出来ない蜜柑みかん。
--駄目だチヌーーー!!!
限界が来た蜜柑みかんの顔が葡萄の様に染まり風圧に靡なびく。
その時、無限とも思われた進行方向に一筋の光が見えた。
光が見えた瞬間視界が光に覆われその光景を露にする。
そこは・・・
顔色が戻り向かい襲う風も無い、そうそれは外の世界、今蜜柑みかんが居る地表と呼ばれる場所。
それを見る蜜柑みかんは自分の目を疑う、茫然自失。
そんな蜜柑みかんに笑みを作りリリスが言葉を掛ける。
「ようこそ蜜柑みかん、これから貴方が生活する場所」
蜜柑みかんは少しづつ我を取り戻す。
「そう此処が・・・・」
蜜柑みかんの顔は喜悦に輝く。
「楽園エデンよ!」