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第4話

本日1話目です。

 美也子の絶壁に見える胸を揉んでビンタで気絶させられた桃弥です!

 いやぁ、ちっさくてもおっぱいって本当に良いモノですねぇ!

 改めて気付かされました、はい。


 しっかし、ゲーム上の気絶っつーか、意識を失う演出ってのが一応あるんだな、このゲーム。

 なんつーか、転寝うたたねして少し経って目覚める感じ。

 自分的にはホンの数秒くらいに感じるんだけど、周りはきっちり時間経過してるってヤツだな。

 ホント良く出来てるゲームだぜ。


 で、気が付いたら美也子に膝枕されて髪の毛撫でられてました。

 胸も柔らかかったけど、太股も柔らけー!

 美也子みたいな凶暴女でもちゃんと柔らけーのな!

 そんで、美也子と目が合った。

 心配そうだった美也子の顔がみるみる内に真っ赤になってったんで何かこっちまで恥ずかしくなってきちまって、思わず美也子のお腹の方を向いて腰に抱き着いておもいっきり深呼吸してやった。

 なにこれ! 美也子の匂い、チョーイイ匂い!


「なにこれ! 美也子の匂い、チョーイイ匂い!」


 ピキーン!


 あ、やべ。

 声に出ちゃった。

 美也子の腰から手を離して恐る恐る美也子の顔を見上げると……。


 ガシッ!


 美也子の両手がオレの頭を菩薩⚪!?

 両サイドから押さえ付けられるぅぅぅぅ!

 あ、菩薩⚪とは違うわ。

 あれは左右の掌で細かく振動させてパンチドランカーみたいにする技だったな。


「あーんーたーはー! セクハラもいい加減にしないと怒るからね!」


 そう言うとオレの頭を床に叩き付けた。

 いや、もう完璧に怒ってますやん……。


「はいはい、ゴチソーサマ」

「家でやれ」


 悟志と空牙は我関せずの姿勢。


「メイの匂いも嗅ぐー?」

「あ、エマのもいーデスヨ?」


 五月ちゃんと恵麻はちょっと落ち着こうな?

 でないとオレの命が風前の灯になっちまうからな?


「ーーーーーっ! このっ! ドヘンタイがぁ!」


 ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!ドゲシ!


 美也子の黄金の右足がオレのセンシティブなお腹を何度もストンピンッ!

 ついでに初期装備のミニスカートの裾がストンピングの度に捲れ上がって真っ白いおパンツ様がチラッチラッとぉ!

 おぅ! おぅ! おぅ!


「ハァ……ハァ……ハァ……。フンッ!」


 真っ赤な顔でパンチラストンピングを終えた美也子はオレから顔をそむけた。

 パンチラを楽しむ余裕があったのは最初だけだったな。

 なんせ、おパンツどころか視界が真っ白に染まっちまったからなー。

 危うく本日2度目の気絶を味わうところだったぜ。


 そんな感じでオレらがじゃれ合ってる間に、リームさんがグレートボアの目撃地点の情報を聞いてきてた。

 道なりに森に入って西寄りに北へ向かって30分程度の所にある大きなドングリの木が生えている場所だったと悟志達が教えたらしい。


「やっぱりその周辺ですか……」

「やっぱりって?」

「あぁ、いえ、他の目撃例もドングリの大木周辺に集中してるんですよ。貴方達の報告と同じようにね」


 そう言うとリームさんは「そっち方面に行く時は気を付けなさいね」と注意を促してくれた。

 それにオレらは頷き、ひとまず冒険者ギルドを後にした。


「で、どーする?」

「まだ1時間くらいあるよねー」

「逆の見方をすれば1時間しかないとも言える」


 オレの言葉に五月ちゃんと空牙が応える。

 そしてどっちの意見も正しい。


「さっきは殆ど道なりに進んだからかモンスターと出会わなかったし、村の傍でモンスター探してみっか?」

「そうね。そう簡単に見付かるかどうかは分からないけど」

「イってミヨー!」


 悟志の提案に美也子と恵麻も賛同する。


「よし! んじゃ、今度は南っ側に行ってみっか!」


 オレの提案にみんなが頷く。

 村を南北に分断するメインストリートを東に向かい、東門から村を出て南へ向かう。

 村を南に突っ切れば良いじゃねーかと思わなくもないが、村の周囲にはぐるっとさくが張り巡らされていて、しかもその外側には幅3m深さ2mはあるほりが掘られてて、とてもじゃないがそこから出入りしようとは考えたくなくなるんだよなー。

 しかも、妙に濁った水が溜まっててクッセェんだよなー。

 柵の高さは2mくらいだから登れなくはないんだけどなー。

 登ったは良いが柵の上から飛び越えるのは難しそうだったから諦めたんだ。

 下手打ってアソコに落っこちるのは勘弁したいしな!


 村の南っ側は足首くらいの高さの草が生えた草原だ。

 辺りを見渡してみると所々で草叢から兎っぽいのがピョコピョコ跳ね回ってるのが見える。

 ただ、兎の頭には短いながらも角っぽいのが生えてるんだよなー。

 こいつぁ気を付けないと怪我どころじゃ済まねぇかもな。


「兎、狩るの?」

「え!? うさちゃん狩るんですか!?」

「うさちゃん違う。アレはホラビィっていうモンスター」


 美也子と五月ちゃんが難色を示すも、恵麻が角兎について説明してくれた。


「一応このゲームでの雑魚中の雑魚モンスターネ。倒すとお肉と毛皮と角が手に入るヨ。レアアイテムは右前足ネ」

「「右前足!?」」


 恵麻の説明に美也子と五月ちゃんがビックリする。

 スッゴい昔のワイヤーフレームのダンジョンRPGで一躍有名になった幸運の御守りがウサギの前足なんだよなー。

 じっちゃん家にあった骨董品のゲームで遊んでたから知ってるけど、オレらくらいの世代には馴染みのないアイテムだよなー。


「攻撃手段は頭の角を使ったチャージと、ジャンプからのヒールストンプネー」

「戦わないとダメ?」

「可哀想ですー……」

「可愛く見えてもホラビィは立派な害獣デスヨ? 村の農家のおじさんが農作業中に襲われタリ、折角育てたお野菜を食べられたりしちゃうのデス」

「要は野ねずみと同じで見た目が兎ってとこなだな」

「放置は出来ん」


 なおも渋る美也子と五月ちゃんに恵麻の説明と悟志と空牙の追い討ちが入る。


「どっちにしろコイツらを狩らないとオレらにはちぃーとばかし厳しい狼狩りかゴブリン狩りしかねーんだよなー。でもソイツらは基本群れで動いてるから、始めたばっかのオレらには荷が重すぎんだよ。見た目可愛くて狩りたくねーだろうけど、こればっかりは勘弁してくれ! 頼む!」


 美也子と五月ちゃんに両手を合わせて頼む。

 実際には別のモンスターも居ない訳じゃねーんだけど、棲息域が森の中なうえに遠いんだよな。

 バッタのモンスターが村の西側の平原に居るらしいけど、あの見た目だと今度はキャーキャー言って逃げ回るだけになるのは分かりきってるんだよな。

 遠足の時なんか美也子が特にうるさくて大変だったからなー。


「しょ、しょうがないわね……」

「……分かりましたぁ……」


 2人も渋々ながら受け入れてくれたから、村に戻って冒険者ギルドの隣にある宿屋でログアウトするまでの時間を差っ引いて25分間だけホラビィ狩りをする事になった。

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