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第七話

「はぁ、間に合ったか・・・

 

 よかった~。」


と迅雷は香織の方を振り向きつつ言った。


「大丈夫?


 怪我とか無い?」


「うっ、うん。」



「そう、ならよかった。」


その言葉を聞いた時、香織はようやく助かった事を実感して泣き出した。


「うぐっ、うっ、怖かった、ホントに怖かった・・・」


泣き出した香織を迅雷は抱き締め、頭を撫でながら、


「もう大丈夫・・・大丈夫だから・・・」と言った。




ようやく香織が落ち着いてきた時、迅雷は立ち上がって言った。


「さて、彼氏のわりには、彼女を泣かすような悪い虫にはお仕置きしないとな。」



「うるさいっ、お前は一体何者だっ?」


冬樹は迅雷を睨みつつ、そう質問を投げかけた。



「何者?

 はっ、お前こそ人の自己紹介を聞いていなかったのか?


 俺は迅雷 閃 だって言ったろ。


 やっぱお前馬鹿だな。」



「うっさい、さっきはどうやって邪魔してきたかしらんが、お前もそこで泣きじゃくってる奴もまとめて殺してやるよ。」



そういって、冬樹はナイフを取り出し、そこに炎を纏わせ迅雷に刺しかかった。


「は~、芸がないな。」

と言いつつ迅雷はその炎を素手で掴み消す。


「何!?」


「何を驚いてるんだよ。

 この程度の魔力で纏った炎なんて普通に消せるだろ・・・。」


そして、そのままナイフを折る。


冬樹は手を差し出しながら


「ちっ、仕方ない。あまり使いたくないが・・・


 <我が炎よ 我が出せる最大の魔力で あの憎き者達を焼き払え>」


そして、家一軒が燃えるのではないかと思わせる様な炎が迅雷達に襲い掛かる。




が・・・



「なに、これ。


 こんな弱い炎で俺を焼き殺せるとでも思ってるわけ?」


そう言いながら迅雷は、炎に向かって、


「水蓮」と言い放ち、小さな水の塊で炎を消した。


「なっ、短縮詠唱だと・・・


 それにあんな小さな水力で俺の炎が消せるはずがあるわけないっ・・・」


「けど、現実に起きてるじゃん。


 やっぱ、馬鹿だなお前。


 それにお前は魔術師として一番基礎の事を忘れてる。


 魔術は、術のそのもの威力は小さくても込める魔力の大きさによってその威力は格段に違う。」


そう迅雷はなんでもなさそうに冬樹の疑問に答える。


「もう、いいやお前弱いし・・・


 失せろ・・・


<紫電>」と言った。



そして、冬樹は迅雷が出した雷に見事直撃し、吹っ飛んだのだった。


なんか、終わり方が少しあっけない感じがするけど・・・



見捨てずに読んでくだされば、嬉しいです!!

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