第四話
授業が終わって、ようやく昼休みとなった。
香織は、席から立ち上がって、周りを見回した。
既に、冬樹の姿は無い。
おそらく、もう屋上に向かっているのだろう。
チラッと、迅雷の方を見ると彼は持参したらしい弁当を食べながら、数人の女子に質問攻めにあって困った様子でいた。
その姿に香織は、複雑な顔をした。
(なんだろ・・・、なんか彼を見てたらもやもやする・・・。)
すると、突然、
「んー、香織は迅雷君が気になるのかな~?」
と、柊が後ろからニヤつきながら、話しかけてきた。
「えっっ、そんな事ないしっっ・・・」
香織は俯きつつ答えた。
「んもー、香織は可愛いんだから~」
「だから、違うっていってるでしよっ!!」
と顔を赤くしつつ答える香織。
何となく、和むその雰囲気の中、香織は冬樹の事を思い出した。
「あっ、私、ちょっと用事があるから先にお昼食べてて・・・」
「えっ、香織、どこ行くの?」
「ちょっと、屋上へ」
「ふ~ん、あっ、なるほどねー。」
と柊は納得した様な顔をして、頷いた。
「なっ、何がなるほどなわけ?」と香織。
「もしかしてー、香織、冬樹君に呼び出されたんでしょ?」
「っっ、違うわよっ!!」
「怪しーい!!
だって、さっき、冬樹君慌てて教室出て、階段上がってたしぃ~」
「・・・はっ~、そうよ。
その冬樹君から呼び出されたのよ。」
香織は隠してもバレそうだったので白状することにした。
「ふ~ん、まぁ、お幸せに~(ニヤニヤ)」
「もういい、疲れた・・・
じゃ、行ってくるわー。」
「う~ん、頑張れ-?」
「なぜ、応援・・・? しかも疑問形だし・・・」
そう香織はぼやきつつ、屋上へ向かった。
う~ん、ちょっと文字数が少なかった気がする・・・
次回は頑張ります!!




