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第二十七話
「じゃあ、魔力を感じる事は出来たから、次は魔術をやってみよう。
香織には、なるべく早く力をつけて欲しいから、無詠唱で練習してほしい。」
「無詠唱?」
「そう、詠唱なし。
イメージだけで、魔術を発動するんだ。
まずは、指先で炎を出してみて。
イメージが大切だから、ゆっくりでいいよ。」
「分かった。やってみる。」
そう言って、瞳を閉じる香織。
そして・・・
香織の指から小さな炎が灯る。
しかし、発してる光は暖かく、綺麗だった。
「へー。
安定していて、すごく綺麗だな。」と感想を述べる閃。
「えっ、そうかな・・・」恥ずかしがる香織。
「うん。
香織は魔力のコントロールが上手なんだね。」と綾。
「そっかぁ。
でも、これが魔術かぁ。」
「ああ。
一応、初めての魔力は成功だな。
じゃあ、今日はこれくらいにしようか。
あまり、魔力を使いすぎると後が大変だからな。」
「うん!!」
そうして、香織の初めての魔術は成功にして終えるのだった。




