第十七話
飛行機の中 A.M. 9:00・・・・・・・・・・・
「んっ、あれ、ここどこだっけ・・・?」
どうやら、香織が起きたようだ。
ふと、前を見ると、閃がどこか大人びてはいるが幼げな顔をして眠っている。
「あっ、そうか今、飛行機に乗って今日イギリスに着くんだ・・・。」
そう思い出して、また閃を見始める。
(閃君、なんか可愛いな・・・
私、閃君のこと、多分・・・)
そんな事を思いつつ、閃の顔に手を伸ばし、優しく触れるのだった。
「おはようございます、神崎様。」と、ここで佐渡が香織に挨拶する。
「にゃっっ。」と、まぁ香織が奇妙な驚きの声を上げ、閃が起きだす。
「う~ん、
眠ッッ・・・・・・
・・・何してんの?」
「別になんでもないわ。
あたし、着替えてくる!!」
そう言って、顔を赤くしつつ洗面所に向かう香織。
「一体、なんなんだ・・・?」
「迅雷様・・・
相変わらずですな。」軽く指摘する佐渡。
「・・・・・何が?」首を傾げる閃。
「いや、もういいです。」閃に呆れる佐渡。
A.M. 10:00・・・・・・
二人の朝食後・・・・
「ところで、今日は何をするの?」
「うん。
今日は、とりあえず、香織の荷物とかをまとめたり引っ越しとかをやろうと思う。」
「あっ、そっか。
ところで、私ってどこに住むの?」
「うん?
俺の家だよ。」と閃は当たり前のような顔をして言う。
「そっ、閃君の家かぁ~
・・・・・・って、えぇぇぇ!!!」
「ん、どうしたの?」
「だって、同棲とか私達にはまだ早いんじゃ・・・
まだ、付き合ってもないし・・・」と顔を赤くしつつ答える香織。
「付き合ってるとか、何を言ってるか分からないけど・・・。
嫌なら、他の家を探そうか?」
「っっ、嫌じゃないわよ!!
全然、嫌じゃないわ!
むしろ、楽しみよ、大歓迎よ!!」
興奮気味に早口でまくし立てる香織に引きつつも、閃は
「・・・そう。
なら、良かったよ・・・。」
そうして、二人は一時間後、イギリスの地を踏むのだった。
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