第7話 何者
『#7 何者
一度はあるやろ?
自分は何者か、何のために生まれてきたのか。
そういう意味、考えたこと。
無い?あそっ!って軽いな、わし。ごめんごめん。
わし思うねん。
人生に意味なんて無いんやないかな?って。
ただ生まれて、ただ終わる。
……って考えてたら洗濯終わってた。
ここからは干しながらな。
それだけのことやねん。
これが事実で、そこにうちらが勝手に意味を乗せてるだけなんちゃうかな?ってな。
つまりや、誰も何者でも無くて、何でも無くて、普通に生きたらええんやないかな?
そこで、割と好きな仕事を選んで、恋愛して、結婚するならして、幸せに生きたらええんやないかな?
何者にもならなくていいし、1人が好きならそれでええし。
敢えて、何者かになってやるぜー!って頑張るのもアリやし。
まぁ、人それぞれってことやな。
何者でも無いわしからでしたー。
またなー。
洗濯物、まだ残ってるしな。』
(あー。してた、してた!休日は実家で洗濯物担当だったな……結構懐かしいな。)
え?っていうか、エッセイ大賞に応募する原稿の下書きだよね?これ??
洗濯物……載せちゃう??
過去の自分は謎だらけだ……。
本気でエッセイ作家になりたいのか、ふざけているのか……。
過去の自分は自分なりに真剣だったんだと思うんだけど……。
ヤバ!もう24時過ぎてる!
電気を消して布団に潜った。
つづく




