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神話の戦士と今の勇者  作者: サン
第四章 生死の境界線

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第六十五話 代償

陣地に帰った時、ロンと何故か苦しむギルをすぐに兵士達が迎えた。

先に行かせた偵察兵のおかげで軍医も駆けつけている。


すぐに軍医へひとまずギルを引き渡す。

だが何故か受け取った軍医と一緒にいた助手のような人間が困惑の表情を浮かべていた。


「どうした?」

「……ギル様がどこに行ったのかと思ったらまさか戦場だったとは、と思いまして……。」


それを聞いてロンが首を傾げる。


「ん? それは…………どういうことだ?」


軍医へギルを渡したためひとまずは落ち着いたロンが聞くと助手が顔を顰める。

どうやらあまり言いたくはないらしい。

勇者相手に言いたくないとは相当のことだろう。


「そ、それは…………。」


助手が顔を若干青ざめているとギルを預かっていた軍医が現れた。


「それは今のギル様の状態にも関わるので私から説明しましょう。」


そう言うと何も言わずにギルの元へロンを連れて行った。


ギルはぱっと見ただけでもかなり危ない状況だということがよく分かるほど顔色が悪かった。

顔色は真っ青で血の気が全く無い。


「ギル様の状態は最悪です。」

「それは見れば分かる。…………原因は?」

「毒です。」

「毒? どういうことだ? ……まさか!」

「…………数時間前の戦闘の時の毒です。」


軍医の話を聞いてもロンは信じられなかった。


「そんな馬鹿な! 直ったんじゃないのか!」

「? 何のことですか?」

「ギルが薬で治せれたと言ってたぞ!?」

「…………そんな薬ありませんよ……残念ながら。」

「……まさかギルが嘘をついていたのか……?」


そのことには言及せずギルの状態だけを軍医は報告していく。


「既にこの毒への対処法を幾つも試しましたが……効果はありませんでした。」

「回復魔法は無理だったのか?」

「かなり高位の魔法も効果がありませんでした。せいぜい延命させるくらいです。……ちなみに勇者教の司教様に回復魔法をかけてもらいました……。」

「司教クラスでも延命にしかならないのか……。」


勇者教の聖職者は大体の人間が聖魔法、光魔法、回復魔法の中の最低でもどれか一つの専門家だ。


そして司教クラスの人間はそれ相応の回復魔法を使えるはずでこれで駄目ならこれ以上の回復魔法を使える人間は一気に限られる。


さらに運の悪いことにヴェールがいる樹海はただでさえ辺境である西大陸のさらに辺境だ。

そんな辺境に都合よく司教クラスの回復魔法よりも効果の高い回復魔法を使える人間などいない。

勇者であるロンですらそこまでの回復魔法は使えない。


それこそ教皇や枢機卿クラスの回復魔法使いを呼ばなければ回復にまでは至らないだろう。


そしてギルを冒している毒は魔法で生成されたもののため薬もほとんどの場合効果が無い。


つまり打つ手は無くただギルが死ぬところを見るしかないのだ。


「何故なんだ……! 何故ギルがこんな目に……。ヴェールがあの世から呪っているとでも言うのかよ! これがヴェールを倒した代償であってたまるか!」


ロンは声を荒げながら拳を近くの机に何度も叩きつける。

頑丈な木で作られている机だがロンのステータスが高いためミシミシと盛んに悲鳴を上げる。


その場には悲痛な雰囲気だけが漂っていた。


前話でデータが一部おかしくなってたみたいで変な文になってました!

すぐに直しましたのでもう一度見といてください……

すいませんでした!


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