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神話の戦士と今の勇者  作者: サン
第四章 生死の境界線

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番外編 死の祝福


少し前の時系列です。


ヴィヨレとの戦いの少し前、ミネはとあることを考えていた。

それはスキル『無情』のことだ。


ミネはこのスキルの効果は取得条件を見て自分と重ねていた。

ミネの過去とこのスキルはどこか似ていると感じたのだ。


ミネは東の島国の忍者、つまり暗殺者の家系に生まれた。


忍者は権力者からすると敵を必ず暗殺してくるためとても優秀だがもし仮に自分にその矛先が向いた時のことを考えると恐怖でしかなかった。

なので忍者はどれだけ活躍しようとも出世できない。


そんな待遇の悪さでも忍者達は黙って従うしか無かった。


権力者は自分達の役に立つ人間を殺さない。

だからこそ忍者達は血を血で洗うような惨たらしいことでも実行した。

そしてそれをできる力をつけるための訓練も施した。


新しく生まれた子供には例外なく厳しい修行を幼い時からやらせた。

その厳しさに耐えきれず逃げ出す者、自殺をする者は少なからずいた。

幼い子供達に人間を実際に殺すような内容が含まれている修行は辛すぎたのだ。


ミネは天才だった。

忍者の中でも歴代最強になるだろうと言われるくらいには。

だが彼女の本質はまっすぐだった。

だからミネは耐えきれず逃げ出した。


だが裏切り者を許すわけもなく追手が現れた。

ミネは仕方なく交戦し、相手を殺した。


だがその相手は修行で一緒に頑張ってきた仲間の一人だということに気づいた。


そしてミネの心の何かは壊れた。

それ以降、ミネは無口になった。


スキル『無情』も人間を殺したことで完成する。

そのことは自分ともそっくりだった。

だからこそこのスキルを得るのにはためらいしかなかった。


だがミネは決めたのだ。

レイナという親友を守るためにどんなことでもするのだと。


決意を再確認してミネはこれから戦場になる場所(自分が死ぬ場所)へと歩き出した。

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