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神話の戦士と今の勇者  作者: サン
第三章 最後の休憩

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番外編 ショウガツ?




「ショウガツ?」


ロンが首を傾げる。


「はい。私の故郷では正月という行事があって年の始めを祝うんです。」


こう言ったのはミネだ。


「へえ〜。どんなふうに祝うんだい?」

「お年玉って言ってお金を子供にあげたりおせちっていう料理を皆で食べたりします。」

「ふむふむ。おせち、かあ〜。食べてみたいね。」

「おせちは作るのが大変ですし材料も無いです……。」

「それは残念。…………けど諦められないなあ…………。」


―次の日―


「あっ! レイナさん。何故ここに? ケルグ山脈にいたんじゃ。」

「何か勇者様に呼ばれたんだよね。ショウガツを祝うからって。」

「えっ…………まさか……。」


その時、遠くでロンの声がした。


「お〜い。レイナとミネはどこだ〜!」

「「…………。」」


レイナとミネは顔を見合わせてロンの場所まで走る。

すると何故か豪華な料理を机に並べていた。

既にギルも着いている。

そして何故か困惑している。


「あっ! いたいた。」

「…………ギルは事情を知ってる?」

「いや……俺もついさっき呼ばれただけで何がなんやら……。」


レイナとギルが首を傾げているとミネが困惑していることに気づいた。


「ミネは何か知ってるの?」

「ええっと……まあ、はい。それ、まさかおせちですか?」

「せいか〜い。」


妙にハイテンションでロンが答える。

おせちを知らないレイナとギルはミネに事情を聞いて納得する。


「ああ、そういうこと……。」

「というかどうやっておせちを?」

「そこら辺のあり合わせの食材で真似した。」

「ええ…………。」

「けどうまそうだな。」


見た目は意外と良いためギルは若干よだれを垂らしている。


「ミネから聞いた話を真似したんだ。いい出来だろ?」

「まあそうですね。」

「これがおせちか〜。」

「もう食ってもいいのか?」

「もちろん。っとその前にこれ渡しとこ。」


すると少し大きめの箱を取り出した。


「はい。お年玉。お金では無いけどね。」

「えっ。これって。」


その箱の中に入っていたのはレイナ、ミネ、ギルの3人に合わせた装備だった。


「訓練で傷んでたりしてたからね。サイズは合ってるはずだよ。」

「この片手剣、いい剣ですね。ずっと普通の鋼の剣だったからいろいろ大変で……。」

「これ魔導具ですか? 気配を消せる魔法……使えそうですね。」

「この鎧、炎に強い素材で作ってるのか!? やったぜぇ!」

「さて、じゃあ今度はおせちを食べよう!」


その後、四人で楽しくおせちを食べたのだった。


12時間遅れですが明けましておめでとうございます。

これからも投稿するのでよろしくお願いします。

正月のエピソードにしました。


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