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コロナ禍明け
豊臣秀吉が小田原征伐で、全国統一を成し遂げたことを思うと、この小田原観光はコロナ禍の終わりも近いのかもしれない。2023年2月、茅ヶ崎の海岸線の美しさを見ながら、バスのハンドルを握る虎之介はふと思った。虎之介は53歳になっていた。
3月に入ると、13日からマスクの着用は個人の判断となった。観光バスの座席の片付けをしながら、感染症対策も終わりが近いと実感した。ゴミを怖がる必要はほぼあるまい。
この3年間を振り返り、マスクだけは印象深い。マスク不足に始まり、布マスクと不織布マスクの効果の違いも知った。
3月も終わりに近く、掛川城天守閣は桜の花に良く映えていた。