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79サークル目☆ 木の女神様登場♪

長らくお待たせしました!

やっと更新です!!

スラーク様の提案でお茶会しつつ詳細を聞くことになったが、そのスラーク様ご希望でシュークリームとプリンを出すことになった。

スラーク様私がいなくなったら生きていけるのだろうか?

ドライアドは最初は人のものなどいらないと断ったが、甘い臭いの誘惑に負けて食べることに。

「ナニコレ!?コンナモノガ存在シテタナンテ…」

生クリームとカスタードたっぷりのWシュークリームは美味しいよね~。プリンも争いが起きるくらいの人気スイーツだしね。

食べて落ち着いたのか、ポツリポツリと理由を話してくれた。

その話を要約すると、迷いまくった人間が腹いせに森の一部に火をつけたらしい。火はなんとか鎮火し、燃え尽きた木や草花は木の女神様の力によって再生したものの、その女神様が力を使いすぎて伏せてしまってるらしい。

1度ぐらいでは大丈夫だったのだが、ここ数ヵ月燃やしても治るとの噂から何度も色んな人間に火付けされているとのこと。

燃やす方も勿論悪いけど元々道に迷わせたりしてイタズラするからでは…?

そう思っていたらスラーク様が、

「元々この森は上位の神から人に課せられた試練の場なんじゃよ。心根の善い者は大して迷わず森を抜けれるし、逆に悪意が高い者は迷いやすくしておる。それを管理しておるのがこの者達なのじゃ。じゃがここの女神は優しすぎるが故に天罰等はせぬ。それによって神への畏怖無き者が増え本来の意図もわからずこの様な暴挙をしておるのじゃろ。」

ドライアド達が楽しんでやってるような話だったけど理由があったんだね~。

けどどうにかしてあげたいな…。

木の女神様の元でもある大きな神樹はこの広場の真ん中にあり、所々枯れてたりと元気がなかった。スラーク様曰くこのままの状態が続けば力は失われ、森全体が枯れ果ててしまうとのこと。

少し考えた後に楽々市場を物色してみた。

植物用の栄養アンプル剤に各種肥料色々購入♪

ドライアドは最初燻しそうな顔をしていたが、スラーク様の説得もあり試してもいいと許可を貰った。

女神様自体が元気になれば他の所も大丈夫との事なので、皆で手分けして肥料を散布していく。

アンプル剤は樹の根元に挿そうと思ったのだけど、ふと思いついて女神様に直接飲んでもらった。

すると、枯れかけていた葉や枝がみるみるうちに活性化し、瑞々しさを取り戻した。

寝床に伏せていた女神様も起き上がれるようになったらしく、ドライアド達は涙を流しながらも喜び、周りで踊ったり女神様に飛びついたりしていた。

「私は木を司りし神で名はモルフォナと申します。人の子よ、この度は有難う御座いました。何と御礼をすれば良いのか…。」

女神様もといモルフォナ様が直々に頭を下げてくるので慌てて、

「あのそんな大した事ではないですから!それに元はと言えばその人のせいで酷い目に合われてたわけですから…人間全てが悪い人ばかりじゃないとわかっていただけましたら充分です!!」

「本当に助かりました…今後貴女方がこの森を通るときは迷わずまっすぐ抜けれるように致します。それと、森の中で何か困り事があれば森の精達が助けになりましょう。」

おっと、それはかなり有り難いかも。

今後の事も考えてモルフォナ様にはありったけの肥料とアンプル剤を渡した。アンプル剤は美味しくて力がみなぎるって喜んでたよ。

けどそれだけでは心配なので最近作ったチャームを組み合わせてイヤリングにしてプレゼントした。

レジンでグラデにしたリーフに蝶のパーツを埋め込んでおり、赤いクラック水晶の玉ビーズと組み合わせて2連チェリー風にしてみた。

モルフォナ様はとても嬉しそうに耳に付け、周りの妖精やドライアドはお似合いだと喜び、スラーク様は自身の腕輪を見せ自慢しつつとても良いものなのじゃぞっと話してた。

…ん~、鑑定してみたら木の女神様専用アイテムになってて内容もスラーク様の時みたいにチートアイテムになってるなぁ…。

うん、気にしないでおこう。神様だし別にいいよね。…多分。

その夜はモルフォナ様の復活と私らへのお礼を兼ねた宴が催されたのだった。

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