71サークル目☆ ルールを決めよう♪ドレック君の決意表明!
ブックマークまた有難う御座います!!
一人一人増えていく度に大喜びしてますw
そして今回は台詞多めの回です。
私が出会ったムカデやら蜂やらはドレック君が出したやつで間違いないらしいけど、ケットシーは知らないとの事。模倣犯いるのかぁ…。
「その真似してる奴って例のドラゴン出したって嘘ついた奴じゃないっすか?」
確かに…。
「言っちゃった手前嘘とバレないようにこっそりモンスターエッグ割ってるんじゃないっすかね?」
「正直その可能性は高そうね…。けど証拠がないから決めつけるわけにはいかないし、他の人の可能性もあるから要注意かな。」
さて、模倣犯はともかくとして今わかってる犯人をどうにかしちゃいますかね。
私の提案を皆に伝えた。
今回の話は大事にはせず、ドレック君達には個人でモンスターエッグを割らないように約束してもらう事でお咎めはなしとする。
それぞれモンスターエッグを手に入れる手段はあるようだし、ドラゴンじゃないにしろ従魔が欲しい子ばかりなようなので、割るときは私の監修の元で街から離れた安全な場所で行う。
これならフェイロン達がいるから大概のモンスターなら対処可能だろうしね。
「本当にいいの?」
「その代わり悪いことは二度としないようにね?」
「あ、ありがとう!!」
その後はドレック君の通信結晶で他の子達にも連絡してもらった。皆喜んでOKしたのと、反省はしてたらしい。
にしても携帯みたいで便利だな~。
「ラピスはこれ持ってないの?」
「持ってますわよ?」
ラピスの通信結晶にドレック君の生体登録をすれば連絡可能になるらしく、早速登録してもらった。これでモンスターエッグを手に入れたら連絡してこれるね。
「今回の件は一応お父様には説明させていただきますわね。ヒスイの意思を伝えれば各家にお咎めもいかないと思いますわ。」
ラピスも通信結晶を使って王様に事情説明してくれた。
「あの…ヒスイお姉ちゃん、そのドラゴンどうやって手に入れたの?どこにいるの?」
…君が落としていったモンスターエッグから出たんだよって言いにくいなぁ~。
「それは秘密っすよ~。高ランク冒険者はおいそれと秘密を話したりはしないっすからね。それに運もないとドラゴンなんて出会えないっすよ♪」
「そんなぁ~…。」
フェイロンが察してくれたらしく、誤魔化してくれた。
「ドレック君も冒険者になって自分でドラゴンを探して仲間にしたらいいんじゃないかな?」
「僕が?…けど戦ったことないしなぁ~。」
「誰だって初めから強くはないよ?」
まぁ私みたいな転移者は除くけど。
「ラピスだってお城にいる間はずっと鍛練して、権力使わないで少しずつ頑張ってランク上げてるんだよ?千里の道も一歩からって言ってね。どんなに遠くて大変な道のりでも少しずつ歩いていったらいつかは辿り着くって意味なんだけど、やる前から諦めずに少しずつ頑張ってみたらどうかな?」
「少しずつ…うん!僕頑張って自分でドラゴンを探せるくらい強くなる!!そんでもって色んなドラゴンを仲間にするんだ!!」
そんな決意を持ったドレック君が竜使いとして大陸に名を轟かせるのはもう少し後のお話なのだった。




