66サークル目☆ 南の海に出発♪VSクラーケン
またブックマーク有難う御座います♪
そしてここ最近いきなり閲覧数が激増していて嬉しい反面いきなり増えてビビってますw
朝食も済ませたし後片付けもしたしいざ出発♪
…にしてもこの人魚、今朝起こすときに凄い睨んできたのに、朝御飯のホットサンドの匂い嗅いだ途端にソッコーで椅子座ってるもんなぁ~。
まぁそれは置いといて、どうやってその海まで行くんだろ?
そう思ってたらラピスが、
「そういえば南の海まで随分ありますわよ?船もないのにどうやって行くんですの?」
(小声で「黙れデカ乳…それぐらい自分でどうにかしろ」)
んー…何故か私には全部聞こえてるんだよなぁ~。耳がいいからかな?
「儂の転移ならこの人数くらい楽勝じゃよ。」
おぉ~便利だね。てことで皆でその海の近場の島まで行った。
「んでその住処の洞窟はどこ?」
「そこの岩場の下の深海洞窟です。」
ほぅ~…深海…どうやって?
そこはまたまたスラーク様の出番!水の中でも息が出来て話も出来る便利な魔法をかけてくれた。
さてさて心配もなくなったしクラーケン追っ払いに行きますかね~。
人魚に案内されて海底洞窟へ向かう。クラーケンが住み着くだけあって入り口はかなり広かった。
少し行くと大きな広場のような空洞があり、クラーケンはそこにいた。
おぉ…大きいなぁ~。7~8メートルはありそうなほどおっきなクラーケン。
…これどうやって追い出そうか?
「まずは俺っちが説得してみるっすよ~♪」
クラーケンはAランクらしく、知能もあるので話が通じるかもとのこと。
何か色々話しかけるフェイロンだけど、交渉は決裂したみたいで襲いかかってきた。
水中だと動きが鈍くなるから避けにくい…。
因みにラピスは危なくないようにフェイロンに守ってもらってる。
魔法で動き止めるべきか…。
威力弱めにして氷魔法でクラーケンの手足を凍らせてみた。
実戦は初だったけど、狙った通りに数本の手足が凍りつく。
そして向こうの攻撃は私には効かない。
敵わないのがわかったのかクラーケンは少し大人しくなった。
そして頭にクラーケンの言葉が響いてきた。
『元々ここは私の住み処だ。少し旅に出てたらそこの人魚が勝手に住み着いていたのだ。それを取り戻して何が悪い!』
あー…それでかぁ…。この場合どうしたら良いんだろ?
「別に私は悪くないわ。誰かが住んでるって証拠もなかったし、私が住んで半年以上経つんですもの。ここは私の住み処よ。」
『小娘が何を小癪な!ここは私の住み処だ!!』
どんどんヒートアップする双方。そして…
「ガタガタうっさい…焼きイカにするぞ…」
いつも小声で言ってたブラックな一面がとうとう表に出てきた。そしてたじろぐクラーケン。
様子を見てたスラーク様がここで割って入ってきた。
「両者の言い分はわかった。その上での儂の意見じゃが、クラーケンはこのままここに住む。そして人魚はヒスイの従魔になるのはどうじゃ?」
「何で私が…」
「クラーケンと違ってお主は適度に水を浴びれば陸でも生活できるじゃろ?ヒスイと一緒に旅して見聞を広めて見るのも良いじゃろ。お主は元々人魚仲間とソリが合わなくて単独生活してたじゃろ?この機に人と関わって協調性を学びなさい。クラーケンは今後はこんなトラブルがないように住処の主張はしっかりとな。」
何か勝手に決められてる…。
『水神様がそう仰るなら私は従います。水に関わるもので水神様のましてや中級神には逆らえませんゆえ。』
(小声で「いつの間に昇格してたのよ…。」)
「わかりました。この人間の従魔になります。」
「うむ、両者とも今後もしっかりとな。」
『水神様に1つご意見を聞いてほしいのですが、私もこの人間の従魔にさせていただけませぬか?強者に従うのはモンスターとしての誉れ、そしてその力でこの海域を守っていきたいのです。』
「それは良いのぅ~。ヒスイはどうじゃ?」
…多分これ拒否権ないな。
「わかりました。どちらも従魔にしますよ。」
こうして新たに従魔が増えたのだった。




