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47サークル目☆ 二人目発見♪そして和食は美味しい!

またブクマ有難う御座います!!

単なる暇潰しとかでも読んでいただけるだけで有り難いです♪

今日の宿も決まり、部屋には早速いつものクッションを置くフェイロン。

すっかり私に感化されたなぁ~。

準備も整ったのでハンス達との待ち合わせ場所へ向かう。

そしてハンス達に案内された店は思いっきり暖簾が出ていた。


お食事処 大和


と。日本人確定だわ~。

「らっしゃい!お座敷空いてますよ!」

店内に入ると和服姿の店主が座敷に案内してくれた。

外装もそうだったけど内装も日本にある定食屋とか蕎麦屋を思わす感じだった。

こっちの世界の人からしたら異世界だろうけど私からしたら帰ってきた気がして懐かしい。

メニューは日本語書きの横にこちらの文字で書かれている。

にしても暖簾とかはともかくとしてお座敷の畳とかどっから手に入れたのかな?

よくよく見たらい草とかでなく似たような感じので目も少し粗かった。

取り敢えず何頼もうかなと再びメニューを見る。

刺身に天ぷら、これはもう予想の範囲内だね。

茶碗蒸しに唐揚げ、魚の煮付けに卵焼きに肉じゃが、メンチカツとか他にも色々ある。

どれにしようかな~?悩んでたらフェイロンとラピスがどんな内容かわからないみたいで聞いてきた。

「刺身や天ぷらはわかるんですけど他の物はわかりませんわ。」

「ヒスイ様的にはどれがおすすめとかあるっすか?」

んーこうなったら色々頼んでシェアした方が楽しめそうかな?

てことで皆で食べれるやつを色々頼んでみた。茶碗蒸しは1人1個ずつだけどね。

どれもこの世界ので再現してあって凄く美味しかった。天ぷらのつゆとか醤油も割と近い味になってたから店主さん頑張ったんだろうなぁ~。

「どうですかヒスイさん?ここのは美味しいでしょ?」

「懐かしい味ばかりですっごく美味しいですね~。」

「…懐かしい?」

あ、やべ…ついうっかり…。

ハンスより店主が驚いて反応していた。

「もしやあなたは…?」

「えっと…東京から来ました。」

店主にこそっと呟く。お店を閉めてから改めて話をってことで、その場はご飯を堪能した。

聞いてたのがハンスとうちの子達だけで良かった~。

ご飯が終わった後近場の銭湯でお風呂を済ませ、私らとハンスだけで再び店を訪れた。

因みにハンスにはこちらの事情や経緯など全て話しておいた。

店内は閉店前で客はおらず、店主は暖簾をしまうと温かいお茶を出してくれた。

「どこから聞けば良いのか…」

どうしたものかと困惑顔の店主にまずは自己紹介からした。

「一月程前にお台場からこちらへやって来ました。雪村翡翠と申します。こちらではヒスイと呼んでください。」

「俺は120年ぐらい前に神奈川からこっちにやって来た。鶴崎諒太だ。リョータでいい。この店は出してから5年くらいになる。」

「リョータってラージャス国の英雄では?」

ハンスが思わず反応して聞いてくる。

「あ、話中にすみません…。」

「いやいいさ。確かにそう呼ばれてたな。」

ラージャス国はガレーナ国の隣国、つまり隣のサレ=ルーン大陸の国らしい。

当時モンスターが多く蔓延っており、それを退治して回り国を救った事から英雄と崇められたらしい。

向こうではすっかり有名人で街中に銅像は建ってるし、すれ違う人々には崇められて気恥ずかしいので10年くらい前にこっちに来たらしい。

元々日本で板前修行してて自分の店を持つのが夢だったので、独自にレシピを再現したり作ったりして5年前ついに店を出したとのこと。

32歳の時にこっち来たらしいけど見た目どう見ても40いくかいかないか。

やっぱり寿命も老化も延びてるんだなぁ~。

飛ばされた時の年数を聞くと2017年の5月頃とのことだった。ケンゾーさんよりは前だけどやっぱり時間の経ち方が違うのかな?

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