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37サークル目☆ 初めての野営♪晩御飯は何しよかな?

全てを打ち明け、また旅を再開する。

道中はラピスが向こうの世界の話に興味津々で、色々と質問に答えてた。

「…でね、違う世界に行った話の小説やアニメとか人気でね、まさか自分が体験するとか思わなかったよ~。」

「けれどそのお陰でヒスイと会えましたわ♪にしてもミュージカルや人形劇等はありますが、そのアニメというのは興味がありますわ。絵が動いてそれに合わせて声や音が出るなんて…。こちらでもどうにか作れないかしら。」

うーんとあれこれ思案するラピス。

確かにこっちでもそんなの見れたら楽しいだろうけど技術的に無理そうかなぁ。

専門知識もないから伝わらないしね。

なんだかんだと盛り上がりなからも、道中モンスターが出たらサクッと討伐した。

ダークボアの後は特に強いのも出ず、旅は順調に進んでいた。

夕暮れになってきたので今日はここまでにして野営の準備をする。

ラピスが増えたので買い直した大きめのテントを二人に説明しながら一緒に設営していく。

中にカーペットを引いてから二人分の布団とフェイロンにゃんこ用のダメにするクッションを設置する。

寝袋?襲撃された時に咄嗟に対応出来ないからナイナイ。フェイロンと二人なら使ってたかもだけどラピスもいるし、次元収納のお陰で楽に収納出来るんだから快適に過ごすためにも使えるもんは使わないとね~。

後は机と椅子とランタンを出して、晩御飯の支度をする。

何にしようかな?

「今から晩御飯用意するけどラピスは何が食べたい?」

「ヒスイの世界で人気の食べ物とか食べたいですわ♪昼間の焼きそばパンも美味しかったですし。」

向こうで人気って真っ先に思い付いたのはカレーだった。

けどじいやがあれこれレシピ教えてるみたいだから知ってるかな?

「カレーライスは知ってる?」

「じいやから聞いたことありますわ。ですがこの辺りはスパイス系はあまり手に入らなくて…残念ながら聞いただけですの。」

じゃあカレーにしよーっと。後次の街に着いたらケンゾーさん宛にカレールー大量に送っとくかな。野菜は種渡したから揃ってるしね。

楽々市場で湯煎で温めれるパックご飯とレトルトカレーと福神漬けと温泉卵を購入する。

ちゃんとキッチンがあれば一から作るけど、旅の最中だし楽なのが一番だよね。

温めてる間に食器と飲み物を用意する。

ラピスとフェイロンはカレーを温めてる道具に興味津々でソワソワしながらジッと見てた。

やだうちの子達可愛すぎる!

温め終わったのでお皿によそって温玉トッピングしてから二人に渡す。

「熱いから気を付けてね~。因みに食べるときはこうやって…」

二人にわかりやすいように、スプーンでご飯とカレーを掬って食べる。

個人的には全部混ぜて食べる派なんだけど、みっともないかもだしラピスは王族だから混ぜない方を教えた。

二人とも緊張しながらもそろっと食べて、

「少し辛味があるけど凄く美味しいですわ♪」

「うぉっ!?食べたことない味だけどこれすっげぇ旨いっす!!」

二人とも気に入ったみたいで、フェイロンはおかわりまでしたぐらいだった。

辛いやつ食べた後は甘いもの食べたくなるし、食後のデザートにシュークリームを買って出したけどこれも大好評だった。

向こうの世界の食べ物優秀過ぎだよね。

食べ終わったらまったりタイム。

のんびりコーヒーを飲みながら雑談をした。

あ、旅の間のお風呂どうしよう…。

街中では毎日銭湯に行ってたけど旅の最中にそんなものあるわけない。

けど正直入れないと気持ち悪い。

どうしたものかと考え込みすぎて、思い付くまで二人からの呼び掛けにしばらく気づかなかったのだった。

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