34サークル目☆ 姫様が仲間になった♪
「改めまして、私ラピスと申します。ヒスイ様とは一緒に冒険してみたかったので勝ててラッキーでしたわ。」
満面の笑みで挨拶してくる姫様。
「え、あ、あの…。」
どもってるといつの間にか近くに来た王様と王妃様が、
「前から後学の為にも旅に出たいと言っておってな。どうしたもんかと悩んでおったが、いや~ヒスイ殿なら安心して任せれるのぅ。」
「ヒスイ様うちの子を宜しくお願い致しますわね。」
「なぁーに、こう見えてラピスは冒険者登録もしておってランクはCだ。じいから剣術指南も受けておるし危機管理もあるから足を引っ張るような事はせぬよ。」
「可愛い子には旅をさせよと言うけれど二人がこの街から去るのは寂しいわぁ…。ラピス、ヒスイ様の言うことはしっかり聞いて迷惑をかけないようにね?」
「はい、心得ましたわ!」
あれよあれよと話が進んでいき…、
「それでは頼みましたぞ。」
「あ…はい、畏まりました…。」
圧されてつい承諾してしまった。
てか誰よ!?可愛い子には旅をさせよって向こうの言葉広めた奴!…ケンゾーさんの可能性高そうね…。
楽しいブラブラ気まま旅のはずが、歩く身代金連れの緊張感MAXな旅になってしまった…。
その後は私とラピス姫の送迎会へと変わり、夜更けまで大いに盛り上がったのだった。
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「つっかれたぁ~!!」
送迎会も終わり宿の部屋に戻るなりベッドにダイブする。
あー…もう何でこうなるかなぁ~…。
頭を悩ませてる横で事の顛末を全て見てたフェイロンは大爆笑だった。
「ちょっwwヒスイ様いくらなんでも軽率すぎ…ププッ…ww」
笑い転げるフェイロンのほっぺをみょんみょん伸ばして笑いを静め、話を聞くとパーティー勧誘の中に姫様も混じってたらしい。
あ…一緒に冒険したいですって言ってたの姫様か…。
けどかなりの人数いた中勝つとか姫様強運過ぎない?
あ…アクセサリーの全ステアップ効果…?
運も上がってるんじゃ…。
完全にやってもたぁ~!!
とはいえ後悔しても後の祭なので道中はしっかり護衛しないと…。
「フェイロン、何がなんでも姫様を護り抜くのよ?私には絶対防御あるしこっちは気にしないでというか、私の命より姫様の安全最優先でお願い!!本当にマジで頼んだからね!?」
「まぁ任しといてくださいって♪勝てそうにない相手なら安全なとこまで逃がすなり、結界張るなりすりゃいーんっしょ?」
「ほんまそれ!!」
って結界張れたのか。少しだけ安心したかも…。
とはいえ何が起きるかなんてわからないし、気は緩めないようにしないとね。
あーもう明日よくるなぁ~!!
中々寝付けずに睡眠不足のまま翌朝を迎えることになったのだった。
やっと姫様の名前決めれました。
今後予定している仲間も既に名前の候補があったり…。




