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33サークル目☆ 送迎会♪そしてハプニング!?

2~3日はのんびり挨拶回りや旅での販売用にアクセサリーの作製をしたりした。

後は旅に必要な物買ったりとかね♪

テントや寝袋、折り畳み椅子や折り畳み机、ガスコンロとかその他諸々。

異世界に合わないとか存在しないから駄目だろうとかは知らない。だって少しでも快適に寝たいし。

というか向こうの世界でキャンプとか好きでずっと行きたかったんだよね。

だから周りの雰囲気や状況的に無理そうとかなら諦めるけど、それ以外はテントとか使うもんね。

結構ずっと泊まってたから宿屋のご主人にも寂しがられた。

後旅立ちの前日にギルド内の冒険者達が送迎会をしてくれる事になったんだけど、ギルマス経由で聞きつけた王様が会場と料理は任せろとノリノリで主催をすることになった。

いやいやいや待って待って、何で単なる一介の冒険者に城ぐるみで送迎されるの!?

けどアクセサリー販売のお陰で助かった人が大勢いたらしいのと、近場のダンジョンの件や城に大量に色々あげたからせめてもの御礼とNOとは言えない状態だった。

しきりに感謝されまくってむず痒いというか凄く照れるんですけど…。

けど旅立ちたくないなって思ってしまうぐらい暖かくていい人達ばかりだった。

こっそり泣いたのは内緒ね?

フェイロンにはバレてそうだけどね。

そして迎えた送迎会。

うん、予想以上に賑やかだし人多いし。これ街の人達もかなり来てない?

餞別にと色々くれる人までいて会場内は凄い大盛り上がりだった。

そしてやらかしてしまった……。

いや本当何でこうなったんだろ?

お酒が入ってはいたけどそんなに酔ってないしこうなるとか誰も予想してない!!

それは誰ともなく言い出した事だった。

「どうせ俺らも他の街に行くし良かったらうちのパーティー入らないか?」

「お前抜け駆けすんなよ!俺らんとことかどうっすか?」

「こんなむさ苦しいとこより私らのとこ来なよ♪」

「私もヒスイさんと一緒に冒険したいです!!」

「ワシ等のとことかどうだ?」

何か口々にお誘いが来た。素面なら全て断ってただろうけどお酒が入っていたのと、最初だけでも他のパーティーにお邪魔させて貰った方が良い勉強になるだろうと思ったのが悪かった。

「じゃあね~私とジャンケンして最後まで勝ち残った人のパーティーと組むね♪」

この世界には先達者のお陰かジャンケンは普通に伝わっており、その場の余興にもなるかなとついノッてしまった。

ギルマスもノリノリで司会してくれちゃってるし、少しずつ数が減る度に負けて嘆く人や勝ち残ってるメンバーを応援する人など会場内のボルテージはどんどん高まっていった。

そして勝者が決まったのだが……。

「最終勝者はな、なんと!姫様だ~!!」

え…今何て言った…?

「まぁ嬉しいですわ♪」

え?流石に冗談だよね?ノリで参加しただけだよね?

悪い夢なら覚めてほしいと心から願い冷や汗を流すのだった。

35話くらいで出発できる予定です。

取り敢えず姫様が仲間に加わりましたw

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