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30サークル目☆ 王様とのお食事会♪

なんだかんだで早くも30話目!

相変わらず拙い内容ですがまずは100話目標に頑張ります♪

「この辺りは海が近いので新鮮な魚を取り寄せれましてな、生で食べるサシーミというのが美味しいじゃよ。」

そう言って色んな魚が乗った船盛が運ばれてきた。

こっちの世界にもお刺身文化あったんだな~。

お箸ないからフォークだけど。

「本来はショーユとワサビとかいうものをつけた方が美味しいらしいのじゃが、この国にはそういった調味料がなくてな…。まぁこのままか塩につけても旨いので是非ともご賞味くだされ。」

誰か日本人が伝えた文化だな。

けどせっかくの異世界の魚の刺身だし醤油とワサビで食べたい…。

「王様、その醤油とワサビなら私持っています。お出ししても宜しいでしょうか?」

「なぬ!?持っておるのか?勿論出してくれて良いとも!すまないが儂も是非とも試してみたいので量があるならば使わせていただいてもよいかの?」

「えぇ勿論皆様お使いしていただいて大丈夫です。後小さめのお皿を御用意くだされば助かります。」

そう言って王様が近くにいた執事に人数分の小皿の用意を頼んでいる間に、椅子の後ろでこっそり楽々市場を開いて醤油とワサビを購入する。

醤油は瓶に入った刺身醤油でワサビもチューブはまずそうなので小瓶に入った少しお高いやつにした。

さも今次元収納から出したようにテーブルの上に出す。

「おぉ…これが話に聞いたショーユとワサビか。あちこち探して見つからなかったのがよもやここで口にする機会が訪れようとは…。」

なんかメチャメチャ感動する王様に横で目を輝かせて見ている王妃と姫。

用意された小皿に醤油とワサビを入れ、皆に食べ方を説明する。勿論辛いのでワサビのつけすぎに注意することも忘れない。

そして恐る恐るつけてゆっくり咀嚼する王様。

「ワサビが確かに辛いがスッキリした辛さじゃ!ショーユも味に奥深さがあってサシーミが段違いに旨くなった!!じいの言った通りじゃな。じいも長年食べておらぬのじゃろ?儂の分食べてみなさい。」

そう言って横にいた執事頭のじいに小皿とフォークを渡して食べさせる。

()()()()()()()()?じいってもしかして…。

久しぶりだと涙ぐみながら刺身を食べるじいを見る。白髪をオールバックにしてちょび髭生えてて眼鏡してていかにも的な執事頭のおじいさま。

向こうもこちらの視線と言いたい事に気づいたのかぺこりと会釈する。

そしてその後出てきた天ぷらの時にまた話題に出た抹茶塩や天つゆを出すと同じように歓喜する王様とじい。

それ以外のメニューはこちら独特の料理だったが、食後のデザートにはプリンが出た。

これじいさん完全に日本人だな。

半ば確信しながらも一先ずは料理を堪能したのだった。

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