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3サークル目☆ 情報収集は大事だよね♪

3話目より主人公の表記は翡翠からヒスイになります。

「私はヒスイと申します。」

取り敢えず向こうが名乗ったのにこちらが名乗らないのは失礼だと思い、名字は言わず名前だけ名乗る。

「これはこれはご丁寧に…いやぁにしてもヒスイ殿はお強いですなぁ~しかも天使族とは…さぞかし名のある剣士とお見受けしましたが?」

すみません、レベル1です。いや、さっきデスピート倒して経験値貰って上がったから正確にはレベル2だけど…しかもこっちからしたら異世界から来てるから生粋の天使族でもない。

「いやいやそんな事はないですよ~」

と取り敢えず必殺日本人なら謙遜して誤魔化す!

まだこの世界把握してないし天使族の立ち位置もわからないのに憶測で話してボロは出したくない。

「あのデスピートを一撃で倒すぐらいですからそんな事はないわけないでしょう?装備も強そうですしさぞや名鍛冶師による一級品でしょうなぁ~」

いや、あのこれ本来はコスプレボードで自作…とは口が裂けても言えず、笑って誤魔化すヒスイだった。

「ところで今からはどちらへ?もしクラディナへ向かうならばご一緒にいかがですかな?貴女様には十分なお礼もしたいですし」

クラディナとはこの先にある街で、ルベークさんはそこで店を出してるらしい。街には行ってみたかったしどのみち行く宛もない。のでルベークさんの馬車に同乗させてもらい街に行くことにした。

当たり障りのないように色々質問してみてわかったのは


・天使族は普段は聖域に住んでおり、たまに下界に降りてくる者もいるが滅多にいない事。但し奴隷等で人気が高いので狙われやすく、天使族の証である羽根は隠してる方が良いとの事。

・クラディナはガルナ=ベル大陸にあるガレーナ国の首都で他にも4つの大陸があり、多数の国や街や村がある事。

・各街には冒険者ギルドがあり冒険者登録や魔物の解体や買い取りが出来る事。

・クラディナは商業が盛んなので露店が多くあり、出店も商人組合を通せば自由に出来る事。


後は宿の相場や街に入るときの審査などを聞いた。大体はよくある話通りだなと思いながら必要なことを手持ちのメモ帳に記入していく。

「随分良い紙とペンをお持ちで羨ましいですな~もし良ければウチで買い取りもしますのでご利用の際は是非とも!」

楽々市場で纏めて安く売ってる物なのだがこれはもしや紙やノート等を高く転売して所持金ウハウハなやつでは?と塩と胡椒、紙やペンの相場を聞いてみたが…

世の中そこまで甘くない。

この世界は割と調味料や紙は普及しているらしく、地球よりもやや高いかな~程度で高額転売出来る程ではなかったのであった。

「そんな上手くはいかないかぁ…けど羽根ペンでインクならボールペンならワンチャンか…」

等とブツブツ呟いていると目的地のクラディナが見えてきたのであった。

考えてる展開に行くまで結構ページがかかりますね。書いてる内に楽しくなって思い付きで足したりもしてるので、だらだらのんびり展開となっております。

しばらくの目標は毎日夜8時に1話ずつ更新です。

既に2話更新してる分はノーカウントで3話目からを夜8時更新で頑張ります。

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