24サークル目☆ 焼きそばパンはやっぱり美味しい♪
「さて…っと、今日はどうしようかなぁ~。」
フェイロンにゃんこをぬいぐるみの如く抱き締めながら寝た翌朝、特に予定もないのでどうするか思案していた。
因みにフェイロンは猫姿のままクッションでゴロゴロしている。
猫のままの方がクッションが広くて気持ちがいいらしく、2個目を買った方が良さそうなくらい気に入っているようだった。
朝御飯を食堂で済ませようかと思ったけど、久々に向こうの世界の物が食べたくなった。
「何にしようかな~♪」
楽々市場を開いて食料のコーナーを見る。
「あ、焼きそばパンある!これと後ヨーグルトと…」
品を選んでいたがふと気になってフェイロンを見る。昨夜は食堂で嬉しそうにステーキをかぶり付いてたけど、他には何を食べるのだろうか?
猫の姿だからといってキャットフードは食べないだろうし…。
取り敢えず試しにと同じやつを選んでみる。イチゴオーレと焼きそばパンとブルーベリーヨーグルトだ。
決済を済ますといつも通り商品が出てくる。
「フェイロン~朝御飯食べる?」
「マジ!?食べるっす♪」
フェイロンはクッションから飛び起きると普段の姿に戻ってすぐに側に来た。
「うぉっ!?なんすかこれ?見たことないけどうまそ~♪」
軽く食べ方とどんな物か説明するとすぐにかぶり付いた。
「うんめぇ~!!これマジうまいっす!!」
焼きそばパンは気に入ったらしく、夢中で頬張っている。イチゴオーレやヨーグルトも気に入ったようで、あっという間に完食した。
「フェイロンって食べれない物とかあるの?それとか悪魔は食べちゃダメなやつとか。」
「肉も魚も木の実も食べるっすけどね~今のところはないんじゃないっすかね?」
割と雑食っぽい。取り敢えず食べさせてみて好き嫌いあるかは様子見かな?
こっちとしては好き嫌い無い方が有り難いけどね。
お昼も楽々市場で何か買って食べさせてみるかなと思いつつ、決まらない今日の予定を考えていた。
悩んでも時間が経つだけなので、今後や納品分も考えてアクセサリー作りに励むことにした。
因みにフェイロンがビックリしながらも興味を示し、あれこれ聞いてくるのは案の定というか予測の範囲内だった。




