2サークル目☆ 楽々市場でお買い物♪からの初戦闘!
初投稿なので取り敢えずまずは2話投稿です。
3話目以降はなるべく毎日投稿したい…です。
指が触れて表示されたウィンドウはいつも翡翠が愛顧しているネットショッピングの見慣れた画面だった。
「え、これってもしかして地球の品が異世界で買えるっていうあのたまにあるチート能力?」
最近見たお気に入りの転生小説を思い出しながらウィンドウをまじまじと見る。
どんなもんか試してみるかと手始めに大好きなミルクティーをカートに入れる。
「銅貨1枚かぁ…って私この世界のお金持ってなくない!?」
慌ててリュックの中の売上が入ったケースを見ると、
「あれ?何か見たことない硬貨になってる…これってこっちの貨幣?」
何ともご都合主義だがよくあるパターンでラッキーと手持ちの金額を確認する。
「金貨5枚に銀貨7枚、銅貨が89枚に…これ鉄貨ってやつかな?が6枚っと…」
今日の手持ちと売上を思い返して当てはめると、
金貨1枚→一万円
銀貨1枚→千円
銅貨1枚→百円
鉄貨1枚→十円
となる。これもテンプレだなと取り敢えず銅貨を1枚お支払のとこに近付けると、予想通りに銅貨は吸い込まれて目の前にはミルクティーのペットボトルが転送されたのだった。
「あぁ~生き返る~♪やっぱミルクティーは最高よね♪」
と呑気に飲みながら邪魔になるカートとリュックを次元収納でしまっていると…
「た、助けてくれ~!!」
人の2倍はあろうかという大きなムカデの様なモンスターに追われてる馬車がこちらへと近付いていた。
「ちょ、やばっ!早く助けなきゃ!!」
すぐさま蓋を閉めたペットボトルを次元収納にしまうと、腰にさしてたレイピアを持ち迎撃に向かう。
少しでも早く助けねばと無意識に羽根を広げ、低空飛行しながらそのままムカデへと突っ込むと、レイピアの切っ先はサックリとムカデを真っ二つにしたのだった。
「おぉ…何か豆腐みたいに切れた…って馬車の人は!?」
考えるより先に動いたものの、簡単に戦闘が終わったので一瞬呆けたが、すぐさま我に返って馬車の安否を確認するのだった。
「すまん…助かったよ…」
疲れてはいるものの馬車の人は怪我1つなく無事であった。
「ワシは行商人をしているルベークと言うものだ。普段はこの街道はゴブリンやオークぐらいしか出ないんだがなぁ…」
話を聞くと仕入れ先から街へ帰る途中だったらしい。本来この辺りは低レベルモンスターしか出ないので、護衛がなくてもルベークさんだけで倒せるとのこと。しかし普段は出没しないデスピート(さっきの大きなムカデらしい)が出た為に、命からがら逃げていたのだそうな。倒したデスピートをチラッと鑑定してみると、
デスピート Cランク
猛烈な毒を持っていて噛まれるとほぼ死に至る。移動スピードが早く死のハンターとして恐れられている。
「おぉぅ…何て恐ろしいモンスター…」
一撃で倒せたのはやはりステータスが高くてチートだからだと授かった能力にしきりに感謝するのだった。
モンスター名はかなり適当にそれっぽくかテンプレ使用なのですが、作者は英語苦手なので間違えてたりおかしかったらごめんなさい!!




