表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ニナ  作者: プリンセスキコちゃん
1/2

それでも、すき

朝の学校、玄関にて。

ローファーを脱いで下駄箱に入れ、

そこから上靴を取ろうとすると

肩を叩かれた


シャンプーのいい匂いが吹きぬけてくる

ドキッとして振り返ると、クラスメートのなっちがいた


「あ、おはよう。なっち」

「うん、おはよ。月成」


挨拶を交わしながら

さっさとスニーカーを上靴に履き替えると

なっちは一緒に登校してきた双子の妹と一緒に

教室につづく階段のほうへ行ってしまった

そんななっちのうしろ姿をそっと見送り、想いをはせる


なっち、わたしがそう呼んだクラスメート、南條ニナ

ニナ。ニナっち。なっち。

なっちの存在は、わたしにとっていつも気がかりだ

あなたを見ているとなんだか不思議な気持ちになって、

特別な鼓動が溢れてくる


仲良しでも友達でもないけど、

わたしはなっちがすき。だいすき。

でも、だから、わかる

なっちがわたしのこと嫌いだってこと。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ