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ボディーガードは次元戦艦オイナリサン!  作者: 矮鶏ぽろ
第二章 超次元戦艦オイナリサン!!
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ブラックホールから逃げられない?

非常事態で艦橋内には警報音が鳴り響き、真奈美は……にっこり微笑んでいました。

 ブラックホールから逃げられない?


「もっと簡単に言ってくれるかなあ……」

「……。私の異次元80318がなんでか解らないけど無くなっちゃった。だから異次元を使って出来ることが出来なくなりました。大変な状態ですってこと。離脱中」


 ――なんですって――


 異次元転送が出来ないってことが今、どういう事態を招くのか――想像するのは容易い!

「な、な、な、なんですって! じゃあ逃げられないんじゃないの? ――なに悠長に構えてるのよ! 大変じゃない――!」

「悠長ではない。非常事態対応中! 異次元処理能力無しのため、解析処理力も低下中」


 夢なら……早く覚めて欲しいと願った。

 ――いや、今はそんなことしている場合じゃないわ!

 ……ほっぺを抓ろうとした手をそっと放した……。


「実際にブラックホールから逃げられるの?」

「計算中! ……。……。……。……完了。現在航行速度を保てばなんとか1時間後に重力圏外へ脱出可能。その後、異常調査予定。異常が判明処置出来ない場合、地球への帰還にも320年必要」

「なんですって! そんなの嫌よ!」


 もしそうなった時のことを考えた……?


「……考えたけど、なにも思い付かないわ~。それよりまずは早くここから脱出しないと!」

「全速離脱中!」

 イナリは1時間で離脱出来ると言ったが、……出来なければ確実に5時間後にはブラックホールに飲み込まれてしまう。

 ブラックホールの一部になって人生を終えるなんて絶対に嫌だわ――。

「真奈美、何を考えている?」

 イナリは異次元スキャンが出来ないため、私の考えを読めないようだ。

「なにも考えていないわ。イナリは脱出に集中しなさい!」

「集中中」


 ……。




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