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ボディーガードは次元戦艦オイナリサン!  作者: 矮鶏ぽろ
最終章 宇宙制御戦艦オイナリサン!!!
183/196

真奈美の心臓から現れた宇宙人?

真奈美の心臓には、とんでもないものが紛れ込んでいた……。

 真奈美の心臓から現れた宇宙人?


「どうするかなあ……。とりあえず、――逃げるとするか」

 サラマンは回れ右をすると、全速力で走り出した。


 真奈美の心臓から形を変えた深紅のクリスタルは重力の制限を受けることなく、フワリと浮き上がると、赤い線を描いてサラマンへ直撃をする。

 その衝撃で人間の姿をしたサラマンの立体映像は一瞬で消滅した――。


「一億年もの我が恨み、今ここで晴らす!」


 音声でもない怨念が、周辺にの宇宙人全てに意思として強く恐ろしく響き伝わる。

深く強い怒りの怨念――。


 ――本体は、そーこーだーなー!


 またしても赤い軌道を描き、謁見場裏の巨大な建物へと突撃していった。


 ――大きな爆音と共にその建物の天井を突き破って飛び出たのは、紛れもない、サラマン・サマーの本体であった。



 大きな翼に鋭い爪を持つ足。巨大な機械の大きな翼竜――。

 その姿は虹色に輝く多重異次元シールドで覆わ、光が満ち溢れる――。


 大破した状態のオイナリサンが、現状を確認し続けていた……。


「……あれこそがサラマン様の真のお姿――? 異次元消失宙域でシールドを展開するとは、……解析不能。放出した真奈美とゴジュルヌがどうなったかも……この状態では解析不能。通信回路損傷のため、通信は音声のみ可能。――誰か! ――誰か!」


 炎上を続けるオイナリサンの周辺に、もう一人の男がゆっくりと歩いて近づいてきた……。


「ここは……これから戦場と化すだろう。その規模は恐らく、逃げて逃げられるなんてものじゃない。運が悪ければ……、この大宇宙の存続すら危うい歪みを生じる。……他次元までを巻き込む戦場になる……」

「――! その声はゴジュルヌ3Dと認識。真奈美はどうなったかと質問中!」


 ゴジュルヌは目を一度閉じた……。


「助からなかった。――だがそれはイナリのせいじゃない。あの子の運命だったのさ……」

「……!」


 オイナリサンは沈黙した。

 驚いたのか、悲しんでいるのか、ゴジュルヌにも分からなかった……。


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