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短編詩集

お父さんとの思い出

作者: 楠木 翡翠

私はお父さんとの思い出があまりない


それはお父さんは仕事で忙しく


土日も休日出勤だったから


小さい頃は早く寝てしまう関係で


お父さんと会話をする時間がなく


話せたとしても挨拶(あいさつ)程度だったんだ


お父さんに話したいことがたくさんあるのに話せないもどかしさがあった


よって、私はその時


幼くして寂しさを覚えたんだよ?


学校が夏休みなどに入っても


家族でどこかに行くことはあまりなかったんだ


それでも


お父さんが夏休みなどの長期連休を使って


ドッキリとしてなのかは私には分からなかったけど


有名なテーマパークに連れて行ってくれた時は凄く嬉しかったよ


いつもは挨拶程度だったのに


その時はいつもよりたくさん話したり


一緒にアトラクションやパレードを見たりして楽しかったな


近くを通りかかった人を捕まえまくって家族全員でたくさん写真を撮ったよね


それが唯一の家族と過ごした思い出なんだ


私が大人になり


1人暮らしを始めた時は小さい頃と同じ寂しさがあったけど


あの頃に撮った写真を見て励まされているんだ


写真だから声が聞こえないのは当たり前だけど


なんだか「頑張れ」って言われてるみたい


確か、父の日が近づいているんだっけ?


久しぶりにお父さんと電話でいろいろなことを話そう


そして


お父さんにビジネスバッグの買って


サプライズプレゼントとして手渡そう


私のお父さんは1人しかいないのだから……



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― 新着の感想 ―
[一言]  はじめまして。  素敵な作品ですね。家庭の温もりが伝わってくる作品です。  「私」の気持ちも切ないですが、その背景に「お父さん」の寂しさも垣間見れるような雰囲気の作品と感じました。  きっ…
2015/08/10 09:41 退会済み
管理
[良い点] 読ませて頂きました♪すごく良くて感動してしまいました(^^)
2015/06/21 10:57 退会済み
管理
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