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ぼくらのTRPG生活  作者: K島あるふ
#10_ぼくらのダンジョン生活(最終章)
192/208

36FM-7

 最終章 ここまでのあらすじ


 真なる創造主にして氷原の魔狼ヴァナルガンドは、この世界を自らの糧とする為に創りたもうた。

 だが、彼を追い異世界から来たウォーデン老とその弟子ハリエットにより窮地に立たされたヴァナルガンドは、彼の忠実なる(しもべ)である人狼ギャリソンによって造られた迷宮『グレイプニル』へと逃げ込む。

 そしてヴァナルガンドとの戦いで深い傷を負ったウォーデン老は、迷宮の攻略をアルト隊に託した。

 迷宮攻略の期限は3月21日。

 それは昼と夜が釣り合い、糧となる世界からヴァナルガンドに及ぼす影響が、最も高まる日である。

 迷宮攻略の途中、アスカ隊、ドリー隊、ルクス隊を加え合同4(パーティ)となった一行は犠牲を厭わず第6層の攻略を進める。

 どうせこの迷宮(グレイプニル)内なら、死しても迷宮入り口にて復活するのだ。

 そうしてタイムリミットも迫る中、3月19日の昼頃に、人数の少なくなった一行は第7階層にたどり着いた。

 第7階層は『ウツロの縞瑪瑙』というゲームを模したものだと、カリストとレッドグースが言うのだが、彼らが語った攻略情報は微妙に食い違うものであった。

 第7階層の仕組みは色別になった6色の通路を正しい順に進んでから最後の扉を開ければ先へ進めるということらしい。

 仕方なくほぼノーヒントの状態で思いついた色の順番を試す残りのメンバーたち。

 しかし色の順番を間違えると、なんと一発で迷宮から退場と言う仕様らしく、メンバーは一人、また一人とドアの向こうから光の粒となって消えていくのだった。

 黒猫のヤマトがドアの向こうで光の粒と消え、残った一同はまたスタート部屋まで戻った。

「……次はどうする?」

 一つ大きな溜息を吐き、少し疲れた顔で一同を見回して言うのはサムライ少年のアルトだ。

 この階層では未だ戦闘が発生していないので前衛としても気が緩みつつあるが、それでも先頭を歩くのはやはり彼ら戦士系の者たちだ

 アルトの横では昆虫じみた節くれだらけの身体で、バッタ怪人ファルケが器用に肩をすくめる。

「俺にはお前らの言ってることがいまいちわからんからな。全部任せるわ」

 彼が言うことに、シノビ少女ヒビキもまた同意とばかりに頷いた。

 なにせ、強化人狼(ウルフロード)ギャリソンは、どうやらアルトたちと同じ世界からやって来たものらしい知識でこの迷宮(グレイプニル)を構築している。

 具体的に言えばこの迷宮の仕掛けが基本的に古いゲームから引用されているのだ。

 ならば、現状でこの世界の知識しかない彼らには、解く鍵すら見えてこないのも当然だった。

「次と言ってもな。さっき出た案の中のどれかを試すしかないだろう」

 と、やはり先頭列にいる『板金鎧(プレートメイル)』の女偉丈夫アスカもまた溜息で返した。

 後続の者たちも特に異論は無いのか、それともただ疲れているだけなのか、頷くだけで同意を示す。

 とは言え、一人例外的に頷きもせずそっぽを向いている者がいた。

 黒衣の魔導士カリストだ。

 周りの者は「何をやっているのか」と少々興味を憶えて彼を覗き込む。

 当のカリストは小さな石板を耳に当て、あらぬ虚空に視線を止めていた。

 いや、何かを見ているわけではない。

 どうやら彼は石板から聞こえる小さなアラームに集中しているが故に、他ごとを気に留めていない状態のようだった。

 しばし皆が沈黙して彼の動向に注視する。

 それにカリストも気づいたようで、諦めた顔を浮かべて石板をポケットにしまった。

「せっかく『ファンファンフォン』をヤマトに持たせたのに、誰も出ない」

 彼が持つ石板こそ、その言葉にある『ファンファンフォン』だ。

 これは『ファンファンフォン』を通すことで、どれだけ離れていても持つ者同士で会話が出来るアイテムである。

 ぶっちゃければ携帯電話端末だ。

 カリストは、黒猫のヤマトが扉の向こうで消えることを見越し、『ファンファンフォン』の一つを彼に持たせていた。

 当然、ヤマトは猫なので扱えないが、彼が外に出たなら仲間のうち誰かが『ファンファンフォン』のコールに気づくだろう、と言う目論見からだった。

 が、結果として、今のところ誰も応答しなかったようだ。

「所詮はただの猫にゃ。アタシと違ってロープを上ることは出来なかったにゃ」

 と、なぜか得意げなのはねこ耳童女マーベルだった。

「おまえ、猫にライバル意識持ってんの?」

 眉を寄せたアルトの呟きは、マーベルの耳には届かなかったようだ。

「なるほど」

 ただ、マーベルの得意げな部分はともかく、ヤマトがまだ縦穴内にいるのではないかと言う予想は理解できた。

 ゆえにカリストも納得顔で頷き、そして一同を見回した。

「じゃぁ次行ってみようか」

 やっとそこに話が戻り、また肩をすくめるファルケだった。


「そう言うことなら次は私が行こう」

 数分額を突き合せ、その後に言ったのはアスカだった。

 何がそう言うことなんだ? と言う顔で数人が彼女を見るので、アスカは少しばかり照れながら咳払いを一つこぼす。

「一つには、上にもう一人くらい事情を知る者がいた方が良いだろう。と言うことだ」

 彼女の言葉に一同は頷く。

 事情、とはつまり彼女らのいた元の世界の事情と言う意味だ。

 すでにドワーフ音楽家(ミュージシャン)レッドグースが外に出ているが、話し合うにはもう一人くらいいてもいいだろう、ということである。

 頷いたうえで、カリストが口を開く。

「一つは、と言うことは他にも理由があるんだろう?」

 そんな彼の促しにしたがって、アスカは言葉を続ける。

「もう一つには、私なら猫の一匹くらい連れて縦穴から這い出るのも訳ないからだ」

 なるほど、とさっきよりわかりみの深い頷きをもって、この言葉は受け入れられた。

 例えば、マーベルの様な小柄で非力な女児では、小さな猫一匹とは言え抱えてロープを上るのは困難だろう。

「ほんならアスやんに任せるとして、()()はどないしょ?」

 はい次、とばかりに議題を上げる乙女神官モルトの言に、アスカはニヤリと笑って答えた。

「白・青・紫・赤・黄・緑で行く」

「その心は?」

 だが、カリストからの問いに対しては、なぜか目を逸らして答えることは無かった。

 ちなみにそれは、アスカが元の世界にいた時使っていた、カラーサインペンの商品番号順であった。

 何に使っていたかと言えば、公開も出来ない粗末なイラストをせっせと描くのに使っていたのだった。

 ゆえに彼女にとっては重大な秘密なのである。


 ともかく、そういう訳で彼らはアスカの提案した色順の道を通りって、『ススメマセンヨ』と書かれた黒いドアの前までたどり着く。

 そしてこれまでの例にもれず、アスカはドアの向こうに吸い込まれ光の粒となった。

「さ、次行ってみよう」

 アルトは疲れた声でそう言って踵を返した。



 アスカが目を覚ますと、そこは薄暗い穴の底だった。

 すでにお馴染みとなった迷宮入口門のある縦穴の中だ。

「死の安らぎは 等しく訪れよう

 人に非ずとも 悪魔に非ずとも

 大いなる意思の導きにて…………

 なんつってな。おいどうした元気ないなぎゃはは」

 と、少しボケた頭に響く馬鹿笑いを上げるのは、縦穴内の虚空に現れた老執事風の男だった。

 ピッとした黒の三つ揃いを付けているのに、その態度と声は下品極まりない。

 彼こそはこの迷宮を生み出した強化人狼(ウルフロード)ギャリソン氏…の残留思念である。

 彼自信はすでに鬼籍の人だ。

 アスカはうんざりといった思いで適当にあしらおうとし、そこでふと思い出す。

 そう言えばカリストが呟いていたな。と。

「『ウツロの縞瑪瑙』……」

「あ? なんだって?」

 思わず思考が洩れ、それを拾ってギャリソンが聞き返す。

 アスカは自分が得たい情報をいかに尋ねたら良いかをしばし考えてから、再び口を開いた。

「ああ、いや。ギャリソン氏は随分といろいろなレトロゲームに詳しいのだな、と感心していたのだ」

「ほう」

 レトロゲーム好きなアスカとしては、実際、呆れ交じりに感心していたので嘘ではないが、それをいかにも尊敬交じりにと言った態で口にする。

 するとギャリソンも満更ではない様で鼻の穴を膨らまして少しばかりニヤけた。

「まぁ別にレトロゲームばかりに詳しいわけではない。が、ゲーマー歴が長いので自然に、な。TRPGなどと言う古臭い遊びが好きなお前らにはあの方がお似合いだろ?」

 そして得意げに、少し早口でそんなことを言い出したので、アスカは少々カチンとしつつも引きつった笑いを浮かべて心を落ち着ける。

 一つ息を吐き、アスカは笑い顔を整えて彼を褒めたたえた。

「私もゲーム好きだが、さすがにここまで深い攻略情報は憶えていない。今のオタクとは違って昔からのマニアと言うのはやはり知識豊富だな」

 もちろん、心にもない誉め言葉だが、ギャリソンは愉悦に浸る様に得意げだ。

 よし、つかみはOKだな。

 とアスカは密かにほくそ笑む。

 そして肝心の問いを言葉にする。

「私などは俄かなので古いパソコンゲームと言えばMSXでしかやったことが無い。ギャリソン氏は当時何を使ってたんだ?」

「うむ、NECもシャープも持っていたが、俺は何といっても富士通派だった。富士通のパソコンは競合他社製品と同等の画質に加えて低価格だというのにPSG搭載で音が良かった。他社製品など勝負にならんな」

「ほほう、富士通……FMシリーズか。名機だな。すると『ウツロの縞瑪瑙』もその富士通機でのプレイか? FM-8あたりか?」

 と、アスカが頷きながら訊ねたところで、ここまで得意げで饒舌だったギャリソンの言葉が止まった。

 その表情は少しばかり苦々しかった。

「FM-7だ。セブンも名機ではあるのだが、RS-232Cが無かったのがなぁ」

 などと尻つぼみ気味に愚痴めいた言葉を吐く。

 アスカは少しばかり首を傾げたが、どうせ彼の言っている内容などほとんどわからないので「ユーザーならではの不満があったのだろう」と飲み込んでただ頷くだけにとどめることにした。

 まぁ、目的は『ウツロの縞瑪瑙』を彼がどの機種でプレイしたのかと言う情報だ。

 これ以上は相槌だけにして先を耳に入れる必要も無かろう。

 そう思ってのことだったが、その後、彼女はゆうに30分、富士通機種の話を聞かされたのだった。

 聞き流しつつ、アスカは思案する。

 このギャリソンとの対談は、残念なことにここを去れば忘れる話だ。

 ならこの情報をいかにして忘れた自分に伝えるかが問題である。

 少し考えるが答えは簡単だ。

 ただメモを取ればよい。

 忘れても、メモを見れば思い出さないまでも情報は伝わるはずだ。

 アスカはこっそりと自分の荷物から適当なメモ用紙を一枚取り出し、そこに「FM-7」と書き連ねた。

 本当はもっと詳しくこの情報を得た経緯も書きたかったが、ギャリソンの目を盗んでこっそりしていたため、それだけしか書けなかった。

 はたしてこの情報が役に立つかは解からない。

 が、無いよりは何かの判断材料になるはずだ。


 結局、ギャリソンがFM-TOWNSの話まで語りつくして満足した後、アスカはやっと解放された。

 解放され、彼と会った記憶をいつも通り失った後、アスカは縦穴の片隅で丸くなっていた黒猫ヤマトを拾って頭後ろに垂れたフードに詰めると、ロープを上って白い教会風の拠点へと戻った。

 時刻はすでに夕暮れを過ぎた頃だった。

「アスカも戻ったのね。下の様子はどう?」

 食堂に入るとパラパラと「お帰り」の声が上がり、その後に金の魔法少女マリオンが寄ってきた。

 傍らには銀髪の『精霊使い(シャーマン)』ナトリもおり、彼女は無言でマリオンの言葉に同意とばかりに頷いた。

「ヒントも何もないから思いついた先から試すだけだ。じきに他の連中も戻るだろう」

 と、言葉を交わしていると、そのタイミングでピロロロと高い音が鳴る。

 近くからではあるがどこからか判らずキョロキョロとすると、アスカの頭後ろに垂れたフードから声が上がった。

「お姉ちゃん、これが鳴ってるようです」

 声の主はフードに入っていた人形姉妹が一人、『癒しの手(クラーティオ)』のエクレアだったが、彼女の手にはやはりフードに押し込められていた黒猫のヤマトにくくりつけられていた『ファンファンフォン』があった。

 アスカは「ああ」と短く返事しつつ受け取って、手慣れた動作で石板を耳に当てた。

「もしもし、アスカだ」

「ああ、無事地上に出れたようだね」

 ファンファンフォンからは地下にいるカリストの声が聞こえてくる。

 そう言う道具なのは知っているし、元の世界では当然携帯端末は持っていたので別に驚くこともない。

「おやっさんから、何か情報ないかい?」

 カリストからはそんな問いが出たので、すでに食卓にいる酒樽男へと視線を向ける。

 それに気づいた酒樽紳士レッドグースは、彼女の意を察したかすぐに首を横に振った。

 どうやら何もないようだ。

「レッドグースも私も、特に伝えられる情報は今のところ無いな」

「そうか。まぁ無いよね」

 残念そうだが、ある程度は覚悟していたのだろう。

 そんな様子で『ファンファンフォン』の向こうからはため息が聞こえた。

 その後はしばし話すが、適当なところで会話を打ち切る。

 地上組はこれから夕食の時間なのだ。

「今日はミルクが手に入ったカラ、クリームシチューにしてみたヨ」

 少し流暢から外れる言葉遣いの声が聞こえ、アスカの腹は途端にクゥと小さな音を立てる。

 さぁ、下のことは下にいる連中に任せ、こっちは先の攻略に向けて食事と休憩をきっちり取ろう。

 アスカはここにいる仲間と共に、気持ちを切り替えて食卓へと向かった。


 アスカが食卓に着く。

 この広い食堂には彼女を合わせ10人程の傭兵や冒険者がいる。

 すべて迷宮(グレイプニル)攻略のために集まった者で、現在の第7層とその前の第6層で戦線離脱した者たちだ。

 当然、食卓には座り切れないので、数人は床にある柔らかいカーペットに座っていたりもする。

 お行儀が良いとは言えないが、先にも述べた通り傭兵や冒険者なので咎める者も問題にする者もいない。

 とは言え、とばかりにマリオンが溜息を吐く。

「アスカ。食事前にせめて鎧くらいは脱ぎなさいよ」

 言われ、アスカは眉を八の字に寄せてお腹をさすった。

「勘弁してくれ。もうお腹ペコペコなんだよ」

 そう返され、マリオンはもう一度溜息を目を瞑るしかなかった。

 こうなれば言うだけ無駄なのは、これまでの付き合いでわかっているのだ。

 ともかく、そうして食事は始まった。

 今日の夕食メニューは先に錬金少女ハリエットが言ったようにクリームシチューと麦の風味が鼻に着く黒パンだ。

 第6層からの保存食生活から解放された彼女らからすれば、このパンさえご馳走だった。

「食事が終わったナラ、お風呂入っちゃいなヨ」

 一通りお代わりなどしてシチューを堪能して幸せに浸っていると、ハリエットからそんなことを言われる。

 実はこの拠点、建物の裏手から少し歩くと温泉が湧いているのだ。

 先に戻った者たちの大半はもう入浴も済ましているらしいので、アスカはホクホク顔で勧めに従うことにした。

「じゃぁちょっと着替えてくるか」

 食事と疲労から少し重くなった腰を上げ、アスカは『シュテルネンハオフェン』に当てられた寝室へと向かう。

「待ってるから早くしなさいよ」

 アスカより少し前に戻っていたマリオンも入浴はまだだったようで、その手にはお風呂セットが抱えられている。

 急かされてアスカはそそくさと階段を上って部屋に入ると、すぐに鎧の留め金やベルトを外し、片付ける間も惜しんで部屋を出る。

 もちろんお風呂セットも抱えている。

「お待たせ。それじゃぁ行こうか」

 ナトリはもう済ませたと言うので、アスカ、マリオンの他、人形姉妹(シスターズ)も何人か連れての入浴タイムだ。

 アスカと共に戻ってきたヤマトも共に来ようとしていたが、残念ながらマリオンに「めっ」と押し止められた。


 すこし長めの入浴を終えて戻ると、食堂にはまた人が増えていた。

 戻ったのはねこ耳童女(マーベル)シノビ少女(ヒビキ)だ。

 順調に失敗を続けていると言ったところか。

「まぁ仕方ないわね」

 マリオンは肩をすくめてコメントしてお風呂セットを片付けに行った。

 アスカはマリオンに自分の分も託し部屋に戻る。

 先ほど脱ぎ散らかした装備類を片付けないとマリオンにまた叱られるからだ。

 部屋に入り、床に散乱した胴鎧や小手を拾い上げる。

 すると、ふいに何かの紙片がヒラリと落ちた。

「ん? なんだこれ」

 拾い上げると見慣れた自分の字が所狭しと書かれている。

 もちろん憶えがあるメモ用紙だったので「ああ」と納得して数々のメモに目を通す。

 走り書きもあるのですでに読めないような物もあったが、生活必需品の買い物メモから装備の点検日程に関する書き込みやどうでも良い思い付きのネタもあった。

「おや?」

 ふと、一つだけまったく憶えのない書き込みを見つける。

 だが、間違いなく自分の字だ。

「FM-7……か。なんでこんな古いパソコンの名前が?」

 怪訝そうに首を傾げ、それでも少し思うところがあり、アスカはポケットにしまってあった『ファンファンフォン』を取り出す。

 そういや『ウツロの縞瑪瑙』はFM-7版も発売されていたように思う。

 一応、カリストに伝えておこう。

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