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ぼくらのTRPG生活  作者: K島あるふ
#09_ぼくらの従軍生活

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10ロイデの惨劇

第9章のここまでのあらすじ

タキシン王国の内戦において、アルト隊は『王太子派軍』の一員としてとしての参戦することとなった。

『王太子派軍』は王太子下のタキシン王国軍とレギ帝国からの派遣軍の混成軍だ。

病に臥せっているタキシン王の為の薬を研究することになったハリエットたちを首都タキシン市へ残し、アルトたちを含む『王太子派軍』は、『王弟派軍』と『エルデ平原』にて会戦に臨む。

ところが会戦では思わぬ奇襲を受け、『王太子軍』は大きく被害を出し、対する『王弟派軍』は、一撃を加えた後、無傷で戦場を離脱した。

会戦場から退いた『王弟派軍』は、続いて北東方面にある『ロイデ山』山頂に陣を張る。

『ロイデ山』は山頂に広い平地を持つ台形の低山で、『タキシン市』から『ロシアード市』へ至る、街道の要衝だ。

対する『王太子派軍』はアルト隊の『空飛ぶ庭箒』を用いて、山頂への爆撃を行う。

集積された兵糧への爆撃は成功し、『王弟派軍』はすっかり混乱に陥ったのだが。

さて。

「案外上手くいくもんやなぁ」

「まぁ、この世界の常識じゃ、こんな攻撃、想定してないだろうしね」

 『ロイデ山』山頂平地に集積された『王弟派軍』の兵糧に対しての爆撃に成功したアルト隊は、右往左往する『王弟派軍』を尻目にそんな会話を交わす。

 対空攻撃がなかったわけではないが、先頭で攻撃を裁くのが『傭兵(ファイター)』アルトだったので、隊に被害は皆無であった。

 そう、皆無のままアルト隊の『空飛ぶ庭箒』は任を終えて帰投するわけだが、その時、アルトの目にかの偉丈夫が飛び込んだ。

 『王弟派軍』司令官であるベルガー将軍だ。

 この世界における『アルト・ライナー』少年が育てられた『ライナス傭兵団』。ベルガーはその傭兵団の元副団長にして、『王弟派軍』へ団を売り渡した裏切り者だ。

 さすがに飛び去る中の一瞬の1コマとして見えただけなので、錯覚かもしれない。

 だが、アルトには確かにベルガー将軍が笑いかけたように見えた。

 しかもその笑みとは不敵なものであり、『挑戦的』や『勝ち誇り』の様にアルトには感じられた。

 それもあってか、アルトの身体は瞬間的にカッとなった。

 いや、本当にベルガー将軍の態度を挑発と捉えたゆえの激高なのか。答えを言ってしまうなら否であった。

 そのベルガーの顔を見た刹那、アルトの脳裏に厳しくも楽しかった『ライナス傭兵団』での生活の記憶が浮かんだのだ。

 もちろん、日本からの来訪者であるアルトの精神には何の縁もない記憶なのだが、アルト少年の身体が、その記憶に呼応して激しく揺さぶられたのだ。

「ベルガァァァ!」

 頭に血が昇ったアルトが、感情のままに叫びを上げる。

 叫び、そして『ロイデ山』山頂へ、つまりはベルガー将軍から遠ざかろうとする『空飛ぶ庭箒』を反転させようとした。

「あかんてアル君!」

 この異変にいち早く気づくのは、当然『空飛ぶ庭箒』1号機の後座に着く白い法衣のモルト嬢だ。

 モルトは彼に何が起こったのか解らなかったが、それでも異常であると判断して彼の行動を止めようと背中からしがみ付いた。

 羽交い絞めしてしまうと『空飛ぶ庭箒』のコントロールが出来なくなり、墜落する恐れがあるからだ。

 結果として、モルトの行動は正解だった。

「あ、あれ、モルトさん? オレは…」

 彼女にしがみ付かれ、アルトは別の激しい感情を呼び起こされて我に返った。

 下世話な呼び方をすれば、それは劣情だ。

 身体がムズムズしていても立ってもいられない、少し恥ずかしくもある感情の動きにアルトは戸惑いつつも、もっと戸惑いを覚えたのが『アルト少年』の激高だった。

 日本から来たという意識があるアルトにとって、『ライナス傭兵団』の記憶とは、キャラクターに付けられた『設定』でしかない。

 だが、これまでの経験上、この『設定』こそが『アルト少年』の生の感情であることも確かなようだった。

 それでも、ここまで激しく、我を失うほどの高ぶりは初めてで、アルトはある種の恐怖を覚えずにいられなかった。

 もしや、いつしか『日本人の記憶』の方が過去のものとなり、『アルト少年』の記憶こそが彼の本道となってしまうのではないか。

「アルト君、大丈夫かい?」

「アっくん、とにかく今は帰るにゃ」

 『空飛ぶ庭箒』1号機の異変に気づいた2号機もまた、すぐにその機先を寄せて様子を伺ってくる。

 おかげでアルトもいくらか心を落ち着かせることができた。

 このアルト隊の仲間こそ、アルトが日本からやってきた証だからだ。

「いや、皆ありがとう、もう大丈夫だ。帰ろう」

「なんにゃ急に。キモイにゃ」

「酷いこと言うな」

 などと、とりあえず持ち直したアルトは『空飛ぶ庭箒』の機先を戻し、再び帰路へと戻るのだった。



「将軍閣下のお知り合いですか?」

「何、傭兵時代の何てこと無い『しがらみ』さ」

 その、飛び去る『空飛ぶ庭箒』を見送る山頂側では、当のベルガー将軍と、不在の副官に代わって側近を務める従卒が、その様に言葉を交わしていた。

「それにしても、将軍閣下の()()()()()でしたね」

「偵察に飛んで来たのを見ていたからな。さぁ本番はここからだ」



 『ロイデ山』の山頂へ至る広めの山道は3つある。

 その3つの山道に、『王太子派軍』は兵をそれぞれ50ずつに分けて配置した。

 もちろん里の者たちが使うような細い道はいくらでもあるが、集団で利用するには狭すぎる為、これにより『ロイデ山』は封鎖されたといえるのだ。

 そして3つに分かれた集団の内、北東に配置された(ぐん)

 これは『王太子派軍』総司令ハーラス団長が率いる集団だ。

 そこにアルト隊との通信を担う酒樽紳士レッドグースもいた。

「団長殿、上空のアルト隊から『任務成功。山頂の物資を6割以上焼いた。『王弟派軍』は混乱中』との連絡が入りましたぞ」

「そうですか。物見はどうか?」

 髭面のドワーフからの報告を受け、若き騎士団長ハーラスはニヤリとして頷いた。

 続いて配下の兵に問いを発する。

 対するのは特に遠目に優れた兵士だ。彼はハーラス団長に程近い位置にある木に登り、得意の遠目で山頂の様子を伺っていた。

「はっ、山頂は俄かに慌しくなっています。縁にいた見張りも何人かが見えなくなったので、何らかの対応に動いたと思われます」

 これを聞き、ハーラス団長は非常に満足という態で2度頷いた。

「よし、頃合の様だ。他の(ぐん)とあわせて、山頂へ突撃する!」

「おう!」

 彼の令に従い、各々は気勢と拳を上げた。

「爆撃で混乱した『王弟派軍』へ、3方からの包囲襲撃作戦ですか。どうやらここまでは成功の様ですが、果たして上手くいきますかな?」

 そんなレッドグースの不吉な呟きを聞きつける者は、突撃に逸る兵士には一人もいなかった。


「む、爆撃とやらは成功か」

 南方面の山道を封鎖する帝国派遣軍司令ジャム大佐は、『ロイデ山』を挟んで北東から立ち上った一筋の煙を見てそう呟く。

 煙は北東側の山道を封鎖するハーラス団長の(ぐん)が上げた合図の烽火(のろし)だ。

「我々も突撃を開始する。皆、気張れよ!」

「おう」

 この(ぐん)もまた、ジャム大佐の号令一下、気勢を上げて山道を登り始めた。



「ベルガー将軍、3方向の山道から『王太子派軍』が駆け上がってきます」

 『王弟派軍』が右往左往する中、見張りの為、山頂の縁にへばりついていた僅かな兵たちがベルガーの元にやってくる。

 彼らの報告通り、三(ぐん)に分かれた『王太子派軍』は、『王弟派軍』が混乱したと見るや時をあわせて攻め上がって来た。

蚊蜻蛉(空飛ぶ庭箒)はもう遠ざかったな。よし、全員集合せよ!」

 報告を満足そうに聞いたベルガー将軍は、この時を待っていた、とばかりに声を張り上げる。

 途端に、今この時まで混乱していたかに見えた『王弟派軍』は、その乱足をピタリと止めてその場で直立。

「了解しました!」

 などと、各自が命令を拝領と返事をしてから、駆け足で参集した。

 そう、彼らの混乱振りはすべて演技であった。

「予定通りに引き付けてから、我らは敵の一(ぐん)に向けて突撃を開始する」

 集まり整列する100名からなる『王弟派軍』の面々に、ベルガー将軍はそう声をかける。

 ベルガー将軍は数日前に『空飛ぶ庭箒』による偵察隊を目撃し、なおかつ『王太子派軍』が分散して『ロイデ山』を包囲した時点で、この状況を想定していた。

 もちろんすべてピタリと言い当てたわけではないが、この状況は彼が想定していたいくつかの場面の内のひとつであった。

 であったからこそ、兵糧が焼かれても誰も慌てず、混乱の演技に没頭できたのだ。

 いや、この兵糧自体がおとりでしかない。

 どうせ焼かれてもこの後、『ロシアード市』へ向かった副官ティリオンが新たな補給物資と共に戻る予定であった。

 また、その演技とは大根役者振りもいいところであったが、遠目にはそんな些細な違いなど看破できるものではなかった。

 かくして『王太子派軍』はまんまと彼らの策に嵌ったという訳だ。

「で、将軍閣下。どの一(ぐん)に突撃をかけるんで?」

「北東だ。『王太子派軍』総司令ハーラスの首、今度こそ叩き落してやろう」



「突撃!」

 間もなくして、『ロイデ山』を駆け上がる『王太子派軍』が中腹付近に差し掛かったところを見計らい、ベルガー将軍は太い声で叫んだ。

 途端、『王弟派軍』の面々もまた雄々しい返事を上げて山頂の縁から北東にある山道の坂を駆け下り始める。

 先頭はベルガー将軍含む10ほどの騎馬隊。

 『ロイデ山』の主道のひとつとは言え、所詮は山道なのでそれほど広くは無い。その道をまるで1本の槍の様に一列になって『王弟派軍』が突き進む。

 この道を攻め上がっていた『王太子派軍』ハーラス団長率いる一(ぐん)は、これを見て大慌てだ。

 なにせ山頂に陣取る『王弟派軍』を、3方から包囲殲滅すべく進軍していた矢先のことなのだ。

 『王太子派軍』150対『王弟派軍』100。

 とは言え、こうなればこの局地において、ハーラス率いる一(ぐん)50名で当たらなくてはならない。

 つまりは人数差の逆転だ。

「団長、マズイですよ。一度引き返して他の(ぐん)と合流すべきでは?」

 慌てたハーラス団長の側近が馬を寄せて進言する。

 だがすばやく自群(じぐん)を振り返ったハーラスは、すぐに首を横に振った。

「ダメだ。この狭い山道で素早く後退など無理でしょう。ここは『王弟派軍』を突き破って、山頂で合流するしかありません」

 言って、ハーラス団長は自分でも無茶苦茶な作戦だと歯を食いしばった。

 声に出して言った通り、50人程度とは言え狭い山道でUターンは無理であろうし、かといってこのまま回れ右して退くのも難しい。

 なぜなら列後方は主に歩兵だからだ。

 そこでモタモタすれば、山頂から逆落とししてくる『王弟派軍』のいい的である。

 だからと言ってこのまま突撃しても、敵陣を突き抜けることはほぼ不可能だろう。

 互いに狭い道で列を成しているということは、言い換えれば縦深陣形同士でぶつかるということだ。

 そうなれば純粋な消耗戦になり、数が少ない方が圧倒的に不利だろう。

「かくなる上は…」

 ハーラス団長は思い詰め、突撃用の『騎兵の尖槍(ランス)』を捨てた。

「ベルガー将軍、一騎打ちを所望します」

 そしてそう叫び、腰に佩いていた『両刃の長剣(ロングソード)』を引き抜く。

 その『両刃の長剣(ロングソード)』、銘こそ不明だが、団長になった折に王太子アムロド殿下より下賜された業物である。

 ハーラス団長はその剣と、馬上で使いやすいようにカットされた『円形の盾(ラウンドシールド)』を構えて馬を先頭へと走らせた。

 不利な戦いにおいて、敵指揮官を落とすことで勝機を見出す。

 ハーラス団長にとって今思いつく最良の選択はそれだけだった。

 ところが、対する『王弟派軍』ベルガー将軍はと言えば、その行為をあざ笑うように隊列を乱さず進み出た。

 つまり、ベルガー将軍親衛も含む10の騎馬隊だ。

「臨むところ、と言いたいがな。あんたは戦場に夢を見すぎなんじゃないのか?」

 そう冷静に言葉を返し、これを合図としたかの様に騎馬隊から2名が先行し出すと、左右からハーラス団長に斬りつける。

「く、この程度の攻撃で」

 ベルガー将軍の親衛と言えば『王弟派軍』の中でも精鋭だろう。

 だがハーラス団長も『王太子派軍』生き残りの中では最精鋭だ。

 右からの斬撃をかわし、左からの斬撃はかすり傷程度でやり過ごす。

 難なく、とは言えないまでも、彼はこの左右からの攻撃を何とか凌ぐ。

 いや凌いだ筈だった。

「…!」

 その直後、ハーラス団長は絶句した。

 絶句、と言うのは正しくない。彼の全身が、その行動を途端にやめて硬直したのだ。

「『麻痺(パラライズ)』ですな」

 その様子を後方の歩兵と共に眺めていた酒樽紳士レッドグースが呟いた。

 まさしく、ハーラス団長は『王弟派軍』騎士の剣に塗ってあった麻痺性の毒にやられたのだ。

「騎士が武器に毒など」

 『王太子派軍』の騎士たちが怒りザワめく。

 彼らが見守る中で、ハーラス団長はまたもや落馬の危機である。

 何名かの騎士が助けようと駆け寄るが、それよりも早くハーラス団長の騎馬へ駆けつけた者がいる。

 『王弟派軍』総司令官であるベルガー将軍だ。

「死ねハーラス。『バンディットストライク』!」

 叫び、ベルガー将軍の『両手持ち大剣(ツーハンドソード)』が不吉なる稲妻を纏い大上段から振り抜かれた。

 必殺の威力を秘める大剣は、未だ馬上にて耐えていたハーラス団長の胴を薙ぎ、そして吹き飛ばす。

 『麻痺(パラライズ)』状態にあるハーラス団長にはかわす術も、また、受身を取る術も無い。

 数メートル後方へと飛ばされたハーラス団長は、そのまま地面に数回バウンドして、泥まみれになりながら転げた。

「団長!」

 『王太子派軍』の騎士たちが顔面を蒼白にして駆け寄るが、こちらはすでに戦闘フェイズ中となれば、戦闘中の者が救援が参加するより早いのがこの世界(ゲーム)の法則だ。

 すなわち、戦闘外の者が参戦を表明した場合、次ラウンドから、と言うことになる。

「お前ら、とどめだ。このままひき殺せ」

 ベルガー将軍の無常な言葉と共に親衛騎馬たちが落下したハーラス団長の上を駆け抜ける。

「ひぇっ」

 それは見る者に思わず声を上げさせるほど、凄惨な光景であった。

「団長討ち死に! に、逃げるぞ。退け、撤退だ!」

 先ほどハーラス団長に引き返すことを進言した側近の騎士がいち早く声を上げると、残された『王太子派軍』はパニックに陥った。

 騎馬が我先にと回れ右をして駆け出そうとし、後方にいた歩兵と事故を起こす。

 歩兵もまた敵と味方の騎馬から逃れようと四分五裂に散っていき、運の悪いものは背後から切り捨てられる。

 もう北東方面の山道にいる『王太子派軍』に、秩序と言うものは存在しなかった。


「これはマズイですな」

 最後方部で成り行きを見ていたレッドグースだったが、さすがにこうなれば傍観しているだけでも危険が迫る。

 彼の頭上にて共にいた人形少女ティラミスもまた、同意して頷いた。

「付き合っていたら死ぬでありますよ」

「そうですな。ここはひとつ『ハイディング(潜伏)』を使いましょう」

 どこかで薄茶色の宝珠(オーブ)が承認したのだろう。

 次の瞬間、彼らの身はスッと山の木々に溶け込むように消えて行った。



「帰れる所がなくなったにゃ!」

「悲しいなぁ」

 少し離れた上空で、ハーラス団長率いる一(ぐん)の状況を見たねこ耳童女マーベルが叫び、後座にいた黒魔導師カリストが表情をゆがめつつ呟いた。

「惨敗じゃないか。どどど、どうしよう、救援に入るか?」

「いや、もう遅いやろ。こりゃ急ぎ他の(ぐん)にも伝えた方がええんや無いか?」

「そうだね。こっちはジャム大佐のところに飛ぶよ。アルト君たちはマクラン少佐のところへ」

「りょ、了解。急ぎ行きます」

「安全運転よーそろ、にゃ」

「言葉の意味は半分解らんが、とにかく解った」

「じゃ、互いに気をつけて」

 言葉を交わし、上空のアルト隊は各々の目指す方角へと散る。

 低山とは言え『ロイデ山』を徒歩で越えるなら、どれだけ急いでも1~2時間はかかるだろうが、空を飛べばほんの数分だ。

 瞬く間に山頂を臨む位置まで上昇したアルトは、目標となるマクラン少佐の率いる一(ぐん)を目視で確認し、そこで呟いた。

「そういやおっさん、大丈夫かな?」

 当然、ハーラス団長率いる一(ぐん)にいたレッドグースのことだ。

 だが、もうこうなれば救援も不可能であり今更だ。

 それも踏まえ、モルトはため息と共に首を横に振った。

「ま、逃げ足は一流やし。ウチらが全滅しても死ぬタマやないやろ」

「そりゃそうか」

 と、2人は安心して山の反対側へと降下していった。

ハイディング(潜伏)』では身に着けているものも一緒に消えます。

つまり、ティラミスはレッドグースの装備品と判定されたのですね。

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