鋼の約束
トラヴァースランドの国の女王の娘が生まれた。
名前は皆実。
その少女は澄んだ青色の綺麗な髪をなびかせ、すくすくと成長した。
未来の女王にふさわしい女の子に育った。
少女の父親は正義のために戦う騎士だった。
弓矢を手にして、矢を放つ父の姿を見た少女はその姿にあこがれて10歳の誕生日に父に弓矢をもらっ
た。その日から少女は猛烈に練習を重ね、弓矢をうまく使えるようになった。
だがある日少女の父は少女を抱えて城を出て行き森の中にある小さな家に閉じ込められて、鍵を閉められ
出れない状態に。
窓越しに見える父の目からは涙があふれていた。
「いつか絶対に迎えに行くから―――」
それはかたい鋼のような約束。
鋼の約束は決して忘れない。
絶対にこの世界も家族も国も助けてみせる。