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第33話:キャットな1日!

「にゃっにゃっにゃー(たすけてくれぇ!)」


「まてぇ〜バカ猫〜」


「にゃっにゃー(てめぇ!あとで覚えてろ!)」


「にゃー(やっとまけた…)」

気付いてるかもしれないがいま俺は猫の姿になっている……事の発端は1時間前……


「………舞花、これはなんだ?」


「キャットフード♪」


「なんであるんだ?」


「慎くんが食べるため♪」


なんで!?


「誰が食べるっつった?」


「慎くんが食べたそうな顔してたじゃん♪」


してませんけど!?


「するわけねぇだろぉ!」


「ひゃっ!!」


「ただでさえ今月は苦しいのに何買っとんじゃぁ!」


「だってぇ〜……あっ♪そうだ♪」


うわぁ……やな予感…


「慎くんを猫にしちゃえばいいんだぁ♪」


はい?


「えい♪」


ポン!


「にゃにゃー!?(なんじゃこりゃぁぁ!?)」


舞花が指を振ってから俺を指さすと俺の視界低くなり手には灰色の毛がびっしり生えていた。ついでに言葉も話せなくなっていた。


「これがうちの第6の能力、変化だよ♪これは詠唱なしでできるんだぁ♪」


「にゃー(んなこた聞いてねぇ!)」


「はい♪キャットフード♪」


食うか!


「にゃー!にゃー!(もとに戻せぇ!)」


「ほら早く食べなよ♪」


「にゃにゃー!(食うかぁぁ!)」


ちくしょぉ!どうする!?そうだ風神さんなら!


そうおもい携帯を開きなんとか風神さんに電話をした。


「もしもし。」


「にゃっにゃー!(風神さん!助けてください!)」


「猫?おっかしいわね。慎くんからの着信だったのに。」

そうだ!しゃべれないんだった!


「(いたぞぉ!捕まえろぉ!)全員囲んで!今日とゆう今日は許さないわよ!」


なんか大変なことになってるなぁ……


「あとで掛け直すわね!」


プープー……


最悪だぁぁ!


「慎くん?観念した?」


やばいっ!このままじゃ人間を捨てることになる!


「にゃー!(脱出!)」


「あっ!まてぇ〜!」


…………でっ、現在に至ります。


「にゃー(マジでこれからどうしよぉ…)」


「にゃっにゃー(おめぇ、誰だ?)」


誰!?


上を見ると毛がボサボサの三毛猫がいた。


「にゃー(あんた誰?)」


猫の言葉分かるようになってるよ!!


「にゃっにゃにゃっにゃー(俺はこの辺しきってるリクだ。おめぇは?)


「にゃにゃー(俺は慎だ。)」


「にゃーにゃっにゃっ(聞かねぇ名前だな。新入りか?)」


「にゃーぉ(今日限定のな。)」


「にゃっにゃにゃ(なるほど流れか。来い。シマに案内してやる。)


猫にナワバリってあんだなぁ……


そして俺は言われるがままにリクについていった。


「にゃっにゃ(ゆっくりしてきな。)」


家の近所の公園の人の行かないすみの所に猫が20匹ほどたまっていた。


「にゃっにゃー(はぁ〜なんでこんなことになったんだか。)」


「にゃっにゃー(聞いたぁ?3丁目の生田さんの話し?)」


ん?うちの話し?


3丁目の生田といえばうちしかなく、その話しを猫がしていた。


「にゃにゃー(聞いたわぁ〜許嫁でしょぉ〜すごいわよねぇ〜)」


うわぁ……猫にまで広まってるよ……


「にゃっにゃにゃ(あのどら息子がねぇ〜)」


くらぁぁ!!誰がどら息子じゃぁぁ!


「にゃー(ほんとよねぇ〜許嫁さんも可哀想にね。)」


可哀想なのは俺だ!!


「にゃーにゃー(きっとお先真っ暗よ。)」


今の俺がお先真っ暗だわ!


なんで猫にけなされなきゃいけんのじゃぁぁ!


俺は居づらくなりその場を後にしようとした。


「にゃっにゃー(行くのか?)」


「にゃっにゃにゃ(あぁ。世話になった。)」


「にゃにゃー(そうか。気を付けろよ。)」


「にゃっにゃ(あぁ。じゃぁな。)」


そうして俺は公園をでた。


あ〜これからどうしよぉ……


おれはあてもなく家の周りをうろついていた。


ピカッ!


うわっ!なんだ!?


目のまえには水の入ったペットボトルが置かれていて何故かそれを怖く感じた。


……なんかホントに猫になってるよおれ……人間に戻れるのか?


ドォン!


「ぎゃぁぁ!」


なんだ!?


家の中から叫び声と何かが落ちる音がした。


「にゃっにゃー!(誰だぁ!?)」


俺は音がした居間に走っていった。


「イテテ…着地失敗しちまったよ。」


居間には壊れたちゃぶ台とニーグさんがいた。


「にゃー!(ちゃぶ台がぁぁ!)」


「おっ!慎の家猫飼い始めたのか!」


違うわ!


「ほぉれ!こいこい!」


「にゃにゃー(俺ですって!ニーグさん!)」


「こねぇなぁ。これならどうだ!」


そういうとニーグさんは手から猫じゃらしを出し俺の目の前で振った。


「にゃにゃにゃー(なんだ体が勝手に動く!?)」


俺の意思とは関係なく体が猫じゃらしを追っていた。


「やっぱり猫には猫じゃらしだよなぁ〜!そんな楽しいかぁ。」


俺は人間だぁぁ!こんなの楽しくねぇよぉ!


「あっ♪ニーグさん♪」


「おっ!舞花!」


「あっ!慎くん!」


「慎?どこにいるんだ?」


「今ニーグさんが遊んでるじゃん♪」


遊んでねぇ!


「はっ?こいつは猫だぞ?」


「だからぁ〜私が変化させたのぉ〜」


「これが慎?ぶっ!うぁっはっはっはっ!」


笑うなぁぁ!


「そぉかぁ!おめぇ慎だったのかぁ!可哀想になぁ〜!」


そう思うなら戻してください!


「今戻してくださいって思ったろ?面白いからやだね!」


ふざけんなぁぁ!


「慎くん食べる気になったぁ?」


食うか!


「にゃにゃにゃにゃー(お前らふざけんなぁぁ!)」


「何言ってんだぁ〜?うぁっはっはっはっ!」


なんでこの人が霊界のトップなの!?


ふとニーグさんの後ろを見ると鬼のような形相をした風神さんが立っていた。


「うぁっはっはっはっ!ん?」


「見つけたわよ…」


「風神!?」


「あなた私の背中にこの紙張ってしかも私の扇に同じ落書きしたでしょ?」


風神さんの手には

「風神だっぴょ〜ん♪」っと書かれた紙があった。


うわぁ…小学生のイタズラじゃん……ってか風神さんも気付こうよ……


「いや…それは…その…雷神だ!」


雷神さん売りやがった!!


「さっき雷神捕まえたらあなたがやったって言ってたわよ?」


「あの野郎!嘘つきやがって!とっちめてやる!」


そういってニーグさんは霊界への光出し入ろうとした。


ガシッ!


「逃がさないわよ!」


「やっぱだめ?」


「当たり前でしょ!」


パン!パン!ビュゥゥ!ドォン!


部屋が壊れるぅ!


「ぎゃぁぁ!」


風神さんは扇で顔を叩き更に風でニーグさんを飛ばし気絶させた。


「にゃにゃー(風神さん…その辺でやめてください。)」


「慎くんも大変ねぇ…今戻してあげるから。」


ポン!


風神さんが指を振り俺を指さすと俺は猫からもとの姿に戻った。


「やっともどれたぁぁ!」


「つまんないのぉ!」


もっかい死なすぞ!こんちきしょう!


「じゃぁ私は帰るわね。」


「ありがとうございました!」


「バイバァイ!風神さん!」

そうして風神さんは霊界に帰っていった。


「慎くん!」


「ん?」


「今度はドックフード買って来たの♪」


ふざけんなぁぁ!!

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