第28話:霊界の運動会!(点取り合戦 後編)
「よっしゃ!俺は魔界地区を攻める!行くぞ!源三!」
「任せんしゃい!」
「んじゃおじさんは三途の川地区攻めるねぇ〜」
「イクタサンシュリュウパンノジュンビOKデス!」
「おし!行こうか!」
「うちのチームと慎坊のチームは地獄地区へ行く!」
「わかりました!行くぞ舞花!」
「うん♪でも慎くんの作戦上手くいくかな?」
「大丈夫だ!」
こうして俺達は各地区へ向かった。
「天国チームのトップがいるぞ!」
早速かよ!
「来たなぁ!慎坊ここは任せて地獄の大将を探せ!」
「はい!」
「うちも戦いたい〜」
アホか!!
「頑張ってね慎くん。」
「任せて下さい!」
「慎くん!はい!」
走ってる途中舞花から木刀が渡された。
「なにこれ?」
「太陽樹っていうスッゴく硬い木で作った木刀だよ♪集中すればニーグさんの技ほど強くないけど光りも出せるから目潰しにもなるよ♪」
「ありがとう。」
「えへへ♪ほめられたぁ♪」
そうこうしてるうちに地獄地区のチーム2組と遭遇した。」
「お前らか。天国地区のトップは。」
「だったらどうする?」
「鉢巻き貰うぜ!」
2組のうちの1組が俺に襲いかかってきた。
「ちっ!舞花大丈夫か!?」
「大丈夫だよ♪うちはこっちのチームの相手してるから♪」
そういいながら舞花は鞭で素振りをしていた。
「よそみしてる暇はないぜ!」
ドカァン!
黒い翼を生やした男が俺に向かって拳振り上げた。
「なかなかすばしっこいな。」
「そりゃどうも。」
そう言った瞬間背後に気配を感じた。
ヒュッ!
「おわっ!」
後ろを向くと細身の全身緑の鱗がある男が剣を振ろうとしていた。
「やるねぇ!」
「雑魚が調子乗んなよ!」
俺は木刀を構え戦闘体勢に入った。
「ふんっ!私と剣で勝負とはいい度胸だ!来い!わっぱ!」
「おらぁ!」
「むっ!やるな!だが……」
「後ろががら空きだぜ!」
「ちっ!」
とっさに後ろを向き攻撃を防いだ。
「やるな。一つ聞くが鉢巻きを持ってるのはわっぱか?」
「俺に勝ったら教えてやるよ!」
「ではその懐にあるのはなんだ?」
「ただの布だ!」
「ふんっ!みえすいた嘘を!」
作戦成功!ちなみに作戦とは舞花が適当な鉢巻きを出し本物を撹乱する作戦だった。ちなみに本物は舞花が持っている。
俺は体勢を立て直し二人の前に立った。
「一気にカタをつけてやる!我流剣術!迅風裂刃!」
二人に突進し鳩尾に一撃づつ喰らわした。
「やるじゃ……ねぇ…か。」
「無念。」
二人は気絶し蛇男から鉢巻きをとり舞花のもとへ向かった。
「あっはっはっ!」
……舞花の笑い声?
「ほら!ゆうこと聞かないとまた鞭で叩くよ!」
舞花のもとにつくと蛇男に似た男二人が正座させられ泣いていた。
「ほんともう勘弁してください……」
「うるさぁい!」
スパァン!
「いや…でも……」
「喋るなぁ!」
スパパァン!
ひどっ!ってか女王さまになっとる!
「蛇臭い!」
スパパァン!
理不尽だろ!ってかなんだ蛇臭いって!?
あまりにも酷い光景なので俺が止めに入った。
「おいっ!舞花!」
「あっ♪慎くん♪」
「なにしてんだ!?」
「蛇男をいじめてんの♪」
アホかぁぁ!!
「可哀想だからやめなさい!」
「ちぇっ!いいおもちゃだったのに!」
そう言って舞花は蛇男二人を解放した。
「ほら!鉢巻きを置いて出てく!」
スパパァン!
ひどっ!!
こうして蛇男二人は泣きながらこの場を後にした。
「そう言えばねぇ〜地獄の大将はシリアさんなんだって♪」
「なんで知ってんの?」
「あの二人が言ってた♪」
あの二人も可哀想に……
「とりあえずシリアさんを探すか。」
「シリアさんは三途の川地区に向かったらしいからそっち行けばいるよきっと♪」
「わかった。」
これ以上つっこむのは怖いから軽く流して三途の川地区の陣地に向かった。
っつうかここ広すぎだろ!なんだよ東京ドーム2個分って!
俺達はやっとの思いで三途の川地区の陣地に着いた。
親父達が大将を倒したのか三途の川地区はリタイアになっていた。
そして制限時間はあと半分の1時間になっていた。
「呼んだら出てくるかな?」
出てくるわけねぇだろ!
「呼ぶなよ?」
「いいじゃん♪ものは試しだよ♪」
「シリアさぁん!!」
舞花が大声で叫んだ。
まさか地獄の最高責任者が出てくるわけないよな。出てきたらうちの親父並みにアホだな。
「はいよぉ!!」
でてきたぁ!しかも満面の笑みで手を振ってるよ!
「なんか用?」
なんか用じゃねぇぇ!あんたアホかぁ!
「鉢巻きちょうだい♪」
くれるか!!
「無理!」
ほらな!
「じゃぁ力づくで奪うもん!慎くんが!」
俺!?
「うちはブラッドさんの相手するから慎くんはシリアの相手してね♪」
ちょっとまてぇ!
反論するひまなく舞花はブラッドさんに突撃していった。
「じゃぁこっちも始めるとするか。」
俺は木刀を構えシリアさんを睨んだ。
「いい眼力だ!それでなくちゃ面白くない!」
そういうと突然シリアさんが視界から消えた。
ヒュッ!
!!?後ろ!?
ガッ!!
っぶねぇ〜
間一髪攻撃を防いだ。
「おっ!俺の攻撃を防ぐとは思ったよりやるな!」
「じゃなきゃ死んじゃいますからね。」
「そう言えば慎は生身だもんな。」
「えぇ。」
「まぁ死にはしねぇから平気だろ。」
「勘弁してください!本気で行きますよ!我流剣術!奥義!翔龍風迅剣!」
シリアの右に回り込み右脇→頸椎→左脇→鳩尾を打ちそして跳んだ勢いで顎を打った。
「うぉっ!」
「やったか!?」
「なかなかいい攻撃だ!」
「ちっ!まだか!」
「あっはっはっ!」
笑い声!?
スパァン!
まさか!?
横を見るとブラッドさんが泣きながら正座をしていた。
可哀想に……
俺は前を向き再び戦闘体勢に戻った。
ヤバいな!どうする!
……そうだ!!
「行くぜ!」
ピカッ!
木刀を光らせその隙に攻撃をした。
「うぉぉ!笠木流剣術!雷雨風翔剣!」
「やるな!だがこの程度じゃ俺を倒せん!」
「シリアさぁん!リリーさんのことばらしていい!?」
「それはやめろ!舞花!」
バカァン!
俺の攻撃が見事にシリアさんの後頭部に当たりシリアさんは撃沈した。
なにこの終わりかた!?
「やったぁ♪」
「点取り合戦終了!」
シリアさんから鉢巻きをとると同時に終了のアナウンスが流れた。
「終わった?でもまだ時間あるぞ?」
「多分うちの地区以外の大将がやられたんだよ♪」
「なるほど。それにしても疲れたぁ〜」
「じゃぁみんなの所に戻ろ♪」
「ちょっとまて!マジ疲れた!」
「大丈夫!ブラッドさんがおんぶしてくれるから。」
可哀想だからやめろ!
こうして点取り合戦は終わった地獄地区の人3人の心に深い傷を残して……
「下僕が増えたよ♪」
もう一回くたばりやがれ!
点取り合戦結果……未集計。




