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エピソード.0-1 誕生から出会い、そして別れ

 地球とは別のどこか、遠い遠い場所にある星。そこには地球と同じように草木が生い茂り、生命が暮らしていた。


 その地には女性しか居ない。進化の過程で、「皆子孫を産める方が良いよね」と言う生存戦略の下、男女での生殖から同性生殖へと変化したのだ。


 その生態へ変化してから数千万年。なにかのエラーからか、とある上位種族から一人の男児が誕生した。


 その上位種族はその男児を気味悪がり、生後間もなく大海へと捨てた。そこで男児は死んだ──かに思われたが、九死に一生を得て生存。元々上位種族産まれであるからして、肉体が強かったのだ


 男児は生きる為にまず、動物を補食した。空腹を満たしたいという本能のままに。


 その上位種族は、食べた者の力を自身に取り込む事が出来た。これは子供であるうちに体験しないと自覚できないのだが、彼の上位種族は穢らわしいと能力を持った獣や他種族の者達を食べず生活していた為誰も知り得なかったのだ


 この男児は、それにより超能力を手に入れた。炎を操る力。これにより男児は夜中に凍え死ぬことや、菌に当たって食中毒になることも無くなった。


 男児は順調に成長していき、やがて道具を作り狩ることを覚えた。この時持ち合わせていた超能力は1'000をゆうに越え、大抵の獣を簡単に狩れるようになっていた。


 そして6歳になったある日、人生の転機が訪れる。見つかったのだ。偶然森を通りかかった女神に。


(この世界では、星を滅ぼせるレベルの力を持つものを神としている。また、いかに素早く星を滅ぼせるかで神内での格付けが行われている)


 女神は男児を拾い、自身の住まう地へ連れて行った。

 男児は最初、微かに本能が覚えている産まれた時のことから彼女を警戒していたが、女神の優しさに少しずつ心を開いていった


 この頃、同時に大昔に滅んだ男が近くの森に居るらしいと言う噂がたった


 それから約2年間男児にとって、女神にとっても幸せな日々が続いた。男児は言葉を教えて貰い、女神は獣のおいしい調理法を教えた。男児は女神から「アルケー」と言う名を貰った。毎日が輝いていた


 しかし幸せは永遠ではなく……唐突に終わりを告げた


 近隣の者達から、上位の女神達へ情報が漏れたのだ。大昔に滅んだとされる男らしき、我々とは違う身体の作りのものがいる、と。


 そこからは早かった。女神とアルケーの部屋へ警邏隊が到着。両者は身柄を取り押さえられ、監獄へ幽閉された。

 その後魔女裁判に掛けられた女神は、珍しい、国家規模で保護しなければならない男。それを秘匿、独占しようとした罪で「死刑」更に、その方法は最も非人道的な「十二刻の閉箱」と呼ばれる魔術による圧殺。 これは丸一日かけて結界が収縮していき、やがて結界内の存在を圧壊させる術だ。


 徐々に死へ向かう恐怖と、圧迫による肉体の無理やりな変形。それに伴う激痛。それらの理由から本来は禁止されていたのだ。この方法は

 しかし、他の女神の嫉妬故か、女神自身の血筋のせいか。この方法で執行された


 その様子は広場にて公開されながら行われたらしい。アルケーはその間、研究機関に移送されている途中であった為何も、見も聞きもしなかった。

 ただその時、アルケーはどことなく不安を感じていたが


 それより数日後、研究施設にて一人の研究員がポロッとその事を言い零してしまったのだ。アルケーには秘匿する予定であったのに。女神の死を。


 アルケーはその言葉を聞き、激怒した。超能力封じを施された拘束具を無理矢理破壊し、怒りのまま研究員達諸共、その辺り一帯を更地とした。


 この時、アルケーは怒りに任せ動いた結果ほとんどの事を覚えておらず、また女神の死のあまりにものショックから記憶喪失となってしまったのだった



 

頭の中にある構想の内の、アニフ・アルケーと言うキャラに視点を置いた作品です

小説…?みたいな書き方をしていますが…


全3部の予定で2部3部は明日明後日と投稿する予定です

以降も、片手間に読むなりしてもらえると幸いです


それではまた、次の機会に

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